2021.06.29
2021.10.18
noindexタグとは
noindexタグについて解説します。
noindexタグの利用方法
はじめにnoindexタグの利用方法について解説します。
noindexタグとは
noindexタグとは特定のページを検索エンジンにインデックスさせないためのタグです。
検索エンジンに表示させたくないページの<head>〜</head>間にタグを設定します。
※ページ単位での設定が必要です。
<meta name="robots" content="noindex">
タグを設定し、Googleに認識されることによりGoogleの検索結果に表示されないようになります。
noindexタグの利用シーン
noindexタグは主にページの情報量が少ない、または内容がほとんどないようなケースで使用します。
設定ページ例
- 情報量の少ないページ(システム上自動生成されてしまうようなケース。WordPressのattachmentページなど)
- robots.txtを使用してブロックできないようなページ。(情報量が少ないもののURLがパターン化されておらず、robots.txtで一括制御しにくいようなケース)
- カテゴリページなどページングが発生するページで、2ページ目以降をインデックスさせる必要がないと判断したページ。例えば、wordpressのタグページや、親子カテゴリが存在する場合の親ページの2ページ目以降。
- HTTP headerで404を出力することができない404ページ。
- Googleにクロールさせる必要のないページ。例えばサイト内検索結果などの無限生成コンテンツ。(通常はrobots.txtでクローラーを弾く方が一般的ですが、robots.txtを修正できない場合の妥協案としてnoindexする方法もあります)
インデックス以外に考慮したい効果
検索結果に表示されなくなる点以外に次のような作用があることも覚えておきましょう。
- noindexを記載したページシグナル(評価)は全て失われる
- 検索に表示させないページのためnoindexページのクロール頻度が下がる
- 頻度は下がるもののクロールはされるため、その際に内部リンクはたどる(URLを発見する手段のひとつにはなる)
インデックスさせないページのため、通常ページと比較すると相対的にクロールの優先度は下がり、評価の対象外となります。
noindexタグを使用する際の注意点
noindexタグは誤った設定をするとサイトに重大な欠陥が出てくる可能性があります。
使用時には細心の注意を払いましょう。
注意すべき例
- JavaScriptで出力する場合、noindexがうまく認識されない可能性があるため可能な限りHTMLで記述する
- rel=”canonical”を使いURLの正規化をしている場合、rel=”canonical”を記載したページにはnoindexを記載しない。(正規化のシグナルが失われるため)
- noindexタグを設定したページはクロールの頻度が下がるため、再度インデックスをさせる場合にはsitemap.xmlにURL記述・内部リンクの増加などクロール促進を積極的に行う必要がある
- 外部リンクが集まっているページには可能な限りnoindexを設定せずページの品質改善を検討する(ページ評価がなくなってしまうため)
Google Search Consoleでnoindexを確認する方法
Google Search Consoleでnoindexを確認する方法は2種類あります。
1.カバレッジを使用した方法
1つ目はカバレッジレポートを使用してサイト全体のnoindexを確認する方法です。
「カバレッジ」>「除外」>「noindex タグによって除外されました」を選択することによりサイト全体のnoindex状況が把握できます。
URL例がサンプルで1,000件まで表示されるため意図しないURLがnoindex設定されていないかをチェックします。
またnoindexのURLがsitemap.xmlに記述されているような場合には「送信された URL に noindex タグが追加されています」というエラーが検出されます。
sitemap.xmlに不要なURLの記述があるのであれば削除、noindexが誤設定されているのであればnoindexを撤去しましょう。
2.URL検査を使用した方法
2つ目はURL検査を使用した方法です。
カバレッジレポートと異なり、こちらは個別のURLごとの確認が可能です。
「noindex タグによって除外されました」と表示されている場合、noindexタグがクローラーに認識されています。
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