更新日 : 2023.01.19

ろうきん(労働金庫)のローンを利用する方法

ろうきん(労働金庫)は、融資業務の一環として、さまざま使いみちに利用できる融資商品や融資制度を提供しています。非営利の金融機関であるため、全国労働金庫協会が公表する通り、ろうきんの取り扱う融資商品や融資制度は「低金利であること」も特徴の一つです。

融資を受ける際には、どのような融資商品や制度が取り扱われているかを確認し、そのうえで自身の目的にあった方法があるか検討しましょう。融資商品・制度によって、資金の使いみちや「お申込みいただける方」などの概要が異なるからです。

ろうきんの審査内容や審査時間、融資を受けるまでの流れなども解説しているので、実際にろうきんに申し込む前の目安として確認しておくとよいでしょう。

ろうきん(労働金庫)とは

ろうきん(労働金庫)とは、労働組合や消費生活協同組合の組合員、その他の労働者により組織・運営される団体を会員とする金融機関です。正式名称は「一般社団法人全国労働金庫協会」と言います。

ろうきんの業務内容は、預金や融資・各種サービスなどであり、一般の金融機関とほとんど変わりありません。

とはいえ、銀行などの金融機関が営利目的で運営している一方、ろうきんは労働者の経済的地位の向上を目的とし、労働金庫法に基づいて非営利で運営しています。そのため、低金利な融資制度や住宅・自動車・教育・育児などの低金利な融資商品の提供が可能なのです。

ろうきんは全国13の地区に分かれている

全国には13のろうきんが存在し、居住・勤務する地域によって利用できるろうきんが異なります。利用者は、自身が居住または勤務する地域を営業エリアとするろうきんにて、預金や融資といったサービスを受けることになります。

【全国13のろうきんと管轄する地域】
各ろうきん 各ろうきんの営業エリア
北海道ろうきん 北海道
東北ろうきん 青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県
中央ろうきん 茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県
新潟ろうきん 新潟県
長野ろうきん 長野県
静岡ろうきん 静岡県
北陸ろうきん 富山県・石川県・福井県
東海ろうきん 愛知県・岐阜県・三重県
近畿ろうきん 滋賀県・奈良県・京都府・大阪府・和歌山県・兵庫県
中国ろうきん 鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県
四国ろうきん 徳島県・香川県・愛媛県・高知県
九州ろうきん 福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県
沖縄ろうきん 沖縄県

参照元:全国労働金庫協会「全国のろうきん一覧

全国13のろうきんの目的は同じですが、取り扱う商品や条件などが異なります。そのため、ろうきんのサービスを利用する場合、最終的には自身が居住・勤務する地域のろうきんにて、取り扱われている商品や定められた条件を確認する必要もあります。

ろうきんを利用するための条件

労働組合や生活協同組合などの組合員であること、または「ろうきん友の会」へ加入して出資するといった条件を満たせば、ろうきんのサービスを利用できます。

【ろうきんを利用できる会員の種類】
会員(間接構成員)の種類 詳細
団体会員の構成員 勤め先にろうきんに出資・加入する労働組合などがある方。
※団体会員とは労働組合(公務員の場合は職員団体)などのことを指します。
生協の組合員およびその家族 ろうきんに出資・加入する生活協同組合の組合員および同一生計の家族。
一般の勤労者 ろうきんの管轄地域内に住んでいる、もしくは勤めている方で、団体会員の構成員や生協の組合員に該当しない方。
原則として<ろうきん友の会>に加入するか、個人会員として金庫に加入する必要がある。

勤務先に労働組合があったり、あるいは自身または家族が生協の組合員であったりすれば、すでにろうきんのサービスを利用できる条件を満たしています。

勤務先に労働組合があるかわからない場合は、勤務先または最寄りのろうきんの営業店などに問い合わせて確認しましょう。家族が生協の組合員であるか不明なら、事前に確認しておくとよいでしょう。

また、勤務先に労働組合がないかつ自身や家族が生協の組合員ではない場合は、所定の手続きを経て、一般の勤労者としてろうきんのサービスを利用できます。所定の手続きとは「ろうきん友の会」への加入や、最低出資金1,000円を支払って個人会員になる、といったものです。

会員の種類によって融資条件が異なる

ろうきんが提供する融資商品を利用する場合、会員の種類によって金利や限度額が異なる場合があります。

実際に各ろうきんが取り扱う融資商品で会員ごとに設定されている金利や限度額をみると、団体会員の構成員・生協会員の組合員・一般の勤労者の順に、金利が低く、限度額が高く設定される傾向があります。

また、資金の使いみち自由な融資商品を利用する場合には、「借金の借り換えなどは団体会員の構成員に限られる」などの条件が定められていることもあります。そのため、ろうきんの融資制度・融資商品を利用する際は、自身に適用される条件を確認しておきましょう。

ろうきんで取り扱う融資商品・制度一覧

ろうきんは、さまざまな融資商品や制度を取り扱っています。定められた資金の使いみち以外には利用できないので、ろうきんから融資を受ける際は、希望する使いみちにあった商品を選びましょう。

【ろうきんで取り扱っている融資商品・制度一覧】
融資商品または制度 資金の使いみち(※)
カードローン(マイプラン) ・暮らしのための資金(原則使いみち自由)
フリーローン ・暮らしのための資金(原則使いみち自由)
住宅ローン ・住宅・宅地の購入や新築資金
・新築・中古マンションの購入資金
・住宅やマンションの増改築、リフォーム資金などの住宅関連資金
・住宅取得に伴う諸費用に関する資金など
自動車ローン(マイカーローン) ・マイカー・マリンスポーツ用品・自転車・自動車ローンの借換費用など
教育ローン ・在学する各種教育施設への納付金
・入学または在学するために必要な教育関連資金など
その他の使いみちごとに利用できるローン ・医療・介護に必要な資金
・災害復旧必要な資金など
ろうきんの生活応援融資制度 ・増額奨学金が交付されるまでの間の入学時に必要な資金
・国の求職者支援制度による給付金のみでは生活費当が不足する場合の生活費など

※事業性資金・投機目的資金は除きます。投機目的資金とは、売買等によって利益を得ようとするための資金のことです。

ろうきんが取り扱う融資商品は、資金の使いみちが自由な商品と、使いみちが決まっている商品とに大きく分けられます。商品を選ぶ際の目安として、まず使いみちが決まっている融資商品と自身の借入目的が一致しないか確認するとよいでしょう。

ろうきんでは、資金の使いみちが決まっている融資商品よりも、使いみちが自由な商品の金利が高めに設定される傾向があり、同じ金額を借入するなら使いみちが決まっている商品のほうが利息を抑えられるからです。

なお、融資商品や制度の金利・利用限度額・ご利用いただける方は取り扱っているろうきんによっても異なります。そのため、居住・勤務する地域を管轄するろうきんの公式サイトより確認するようにしましょう。

カードローン(マイプラン)

ろうきんのカードローン(マイプラン)は、原則としてくらしのさまざまな資金に自由に利用できる商品です。担保・保証人を必要とせず、契約時に設定された限度額の範囲内であれば繰り返し利用できるのが特徴です。

適用される金利や限度額は地域ごとのろうきんによっても異なりますが、金利は年4.0%~年9.0%程度、限度額は500万円以内程度に設定される傾向があります。

継続的に融資を受けたり、必要な時に必要な金額を借入する場合は、カードローンの特徴から利用しやすい商品といえるでしょう。ただし、追加での借入が可能な分、想定より借金が膨らむ恐れもあるため、必要最低限の金額のみ融資を受けるようにしてください。

フリーローン

ろうきんのフリーローンは、さまざまな資金として自由に利用できる商品で、目的ローンとも呼ばれます。フリーローンは一括で借入し、そのあとは返済のみを行なう点が特徴です。

ろうきんによって異なる場合もありますが、基本的にフリーローンの金利はおおよ年3.0%~年6.0%で、限度額は500万円~1,000万円が上限とされる傾向があります。

なお、資金の使いみちが自由なローンのなかには、利用限度額の範囲内で何度でも借入できる商品もあります。追加の借入が可能な状況にあることで借金が膨らむのが心配なら、一括で借入を行なうフリーローンの利用を検討してもよいでしょう。

住宅ローン

ろうきんの住宅ローンは、住宅取得・増改築費用だけでなく、登記費用や火災保険料といった諸費用全般、また他金融機関からの借り換えにも利用できます。資金の使いみちや担保の有無によっていくつか種類があるので、より目的に合った住宅ローンを選ぶようにしましょう。

【ろうきんの住宅ローンの種類の例】
住宅ローンの種類 詳細
住宅ローン(不動産担保型) 住宅の新築・購入などの資金やリフォーム資金
無担保住宅ローン
借換住宅ローン(不動産担保型) 他の金融機関の住宅ローンの借り換え資金
無担保借換住宅ローン
ろうきんフラット35 住宅金融支援機構と提携した住宅ローン
ろうきんフラット50

※ ろうきんによって取り扱っている住宅ローンの種類や商品名が異なる場合があります。

ろうきんの住宅ローンの金利は種類によっても異なりますが、年0.7%~年3.0%程度の範囲で設定され、無担保よりも有担保の方が低い金利が適用される傾向があります。限度額は2,000万円から1億円程度が上限です。

また、ろうきんでは有担保・無担保の両方の住宅ローンを取り扱っており、無担保の場合は取得する住宅を担保としないため、万が一返済が滞っても住宅の所有権を失うことはありません。

ただし、無担保の住宅ローンは有担保よりも限度額が低めに、金利が高めに設定されている傾向もあるため、自身が希望する融資額などを踏まえて検討する必要があります。

自動車ローン(マイカーローン)

ろうきんの自動車ローンは、マイカーローンやマイカーライフローンとも呼ばれます。

利用すれば、車に関する資金全般として使える融資を受けられます。具体的には、自動車・バイクの新車・中古車の購入費用、車検・修理費用・免許取得費用などの諸費用です。他の金融機関やディーラーの自動車ローンの借り換えもできます。

自動車ローンでは、金利は年2.0%~年4.0%程度、限度額は1.000万円以内の範囲で設定される傾向があります。返済期間は最長10年~20年で、不動産等の担保や保証人は原則必要ありません。

ろうきんによっても異なりますが、自動車ローンに申し込む際には、Webですべての手続きを終えられる傾向があります。ただし資金の使いみちによって、店頭での手続きが必要となる場合もあるので、まずは自身が利用するろうきんの自動車ローンの商品概要をみて、手続きの流れを確認しておきましょう。

教育ローン

ろうきんの教育ローンは、小学校から専門学校までの受験料や入学金、授業料、学用品、下宿の敷金・礼金、留学費用などに加えて、他の金融機関の教育ローンの借り換えにも利用できるなど、教育資金全般の融資を受けられる商品です。

金利は年2.0%~年4.0%程度、限度額は1,500万円~2,000万円以内の範囲で設定される傾向があります。返済期間は最長20年、不動産や保証人は原則必要ありません。

なお、ろうきんの教育ローンでは、一括または分割で融資を受けるタイプや必要な金額を限度額内で借入するタイプに分かれたり、在学中に元金が据え置きとなり利息のみの返済で済んだりするなど、融資の形を複数の方法から選べる場合があります。

そのため、「在学中は利息のみの返済にしたい」「一括ではなく複数回に分けて・あるいは必要な都度借入したい」のような希望があるなら、教育ローンの融資の種類を確認し、目的にあった形で借入できるようにするとよいでしょう。

その他の使いみちごとに利用できるローン

ろうきんでは、資金の使いみちが自由なローンや、住宅・自動車・教育資金の融資を受けられるローンのほかにも、使いみちに応じてさまざまなローンを取り扱っています。

【ろうきんで取り扱うその他の融資商品】

  • 福祉ローン
  • 妊活サポートローン
  • 就職内定者向けローン
  • リフォームローン
  • おまとめ・借換ローン
  • 災害救援ローン
  • 育児支援ローン
  • 年金ローン
  • リバースモーゲージ

※ ろうきんによっては取り扱いがなかったり融資商品名が異なったりします。

各地域のろうきんでは、さまざまな使いみちに特化したローンを独自に取り扱っています。

基本的には、使いみちが自由なローンよりも使いみちが決まっているローンの方が、金利が低く設定される傾向があります。まずは各ろうきんの公式サイトにて「どのようなローンを取り扱っているか」「目的にあうローンはないか」を確認してみてください。

ろうきんの生活応援融資制度

ろうきんでは、融資商品だけでなく、ろうきんの会員やその家族の生活を支援する融資制度も設けています。たとえば公的融資の補助としての役割を担ったり、利用中のローンの返済条件み直しを行なったりできます。

【ろうきんの生活応援融資制度の例】
制度 詳細
日本学生支援機構奨学生に対する入学金融資制度 入学時特別増額貸与奨学金を予約した人を対象に、増額奨学金が交付されるまでの間、入学時に必要な資金を、交付される増額奨学金の範囲内で融資する制度
勤労者生活支援特別融資制度 勤務先事情による離職・収入減少などで困窮する勤労者を対象に利用中のローンの返済条件の見直しを行なう制度
求職者支援資金融資制度 国の「求職者支援融資制度」による職業訓練受講給付金のみでは訓練受講中の生活費などが不足する場合のさらなる支援策として設けられた制度

参照元:全国労働金庫協会(ろうきん協会)「その他 ろうきんの生活応援融資制度

ろうきんの融資制度は、奨学金や国の制度を支援する役割を担ったり、直接の融資ではなく返済条件の見直しにより利用者を支援したりするものです。

また、ろうきんは自治体と提携して、ろうきんが提供する融資商品よりも金利の低いローンの提供を行なっている場合もあります。こちらは利用者が居住する都道府県や市区町村によっても利用できる融資制度・商品が異なります。

そのため、奨学金の借入・職業訓練受講給付金の受給をしていて資金が不足していたり、より低い金利での融資を希望したりするなら、ろうきんの融資制度も確認してみましょう。

ろうきんから融資を受けるにあたっては必ず審査が行なわれる

ろうきんから融資を受ける際には、必ず審査が行なわれます。しかし、審査条件は融資制度によって異なるうえにその条件自体が公表されていません。そのため「この基準を満たしていれば審査に通る」と断言することは難しいと言えます。

とはいえ、ろうきんが適用される法律やプライバシーポリシーなどの情報をもとに、審査で行なわれる内容の一部を推測することは可能です。

【ろうきんの審査内容】

  • 犯罪収益移転防止法による本人確認
  • 在籍確認
  • 信用情報の照会

ろうきんは、犯罪収益移転防止法によって本人確認が義務付けられていることから、申込時に申告した情報や書類などを使って本人確認を行ないます。

また、在籍確認として、申込者の勤務先への電話連絡も行ないます。在籍確認は、申込者が申告した勤務先に在籍しているかを確認する審査工程です。

くわえて、各ろうきんのプライバシーポリシーを参照すると、融資の申し込みや継続的な利用に際して信用情報を照会する旨が記載されています。信用情報とはローンやクレジットなどの信用取引を行なった際に登録される取引履歴のことで、契約内容や借入・返済状況などが含まれます。

ちなみに、本人確認や在籍確認は審査工程のひとつであり、完了しなければ審査に通るのは難しいと言えるでしょう。信用情報の照会については、「どのような履歴が残っていると審査に通らない」と公表されていないため、正直なところ明確な判断はしかねます。

ただし延滞などの履歴が残っていてすでに借金を返済できない状態にあることがわかれば、審査に通るのは難しいと言えるでしょう。

ろうきんの審査にかかる時間の目安

ろうきんの審査にかかる時間は融資商品によっても異なるため一概には言えませんが、以下のような傾向があります。

【ろうきんの審査にかかる時間の目安】
融資商品の種類 審査にかかる時間の目安
無担保ローン 仮審査=申し込みの翌日から数日
本審査=1週間前後
有担保ローン 仮審査=1週間程度
本審査=数週間程度

※申込内容や審査状況によっては審査にかかる時間が異なる場合もあるので、目安としてお考え下さい。

ろうきんのローンに申し込む際、いわゆる仮審査と呼ばれる事前の審査を受け、仮審査に通ってから本審査にすすむのが一般的です。仮審査では申告した情報をもとに、本審査では提出した書類などに基づいて最終的な審査の可否が判断されます。

無担保ローンの場合は本審査が出るまでに1週間程度、有担保ローンの場合は数週間程度かかると考えられます。

実際に北海道・静岡・長野ろうきんでは、無担保ローンの場合の本審査の時間を「7日~10日程度」と公表しています。有担保ローンの審査時間は公式で記載がないため複数のろうきんに電話調査したところ「申込内容によっても異なるので一概には言えないが、数週間~1カ月程度は見積もってもらったほうがよい」といった旨の回答を得ました。

なお、ろうきんの審査は平日の営業日にのみ行なわれるため、土日や祝日に審査や審査結果の通知は行なわれません。土日や祝日を挟むと審査に時間がかかるため、急ぎの事情があるなら土日や祝日の直前は避けて月曜日や火曜日など週の前半に申し込むとよいでしょう。

ろうきんから融資を受ける際の申し込みから融資までの流れ

ろうきんから融資を受ける際の申し込みから融資までの流れは以下の通りです。利用する融資商品によって異なる場合もあるので、あくまでも一般的な流れとしてお考えください。

【ろうきんから融資を受ける際の申し込みから融資までの流れ】

  • 1、申し込み
  • 2、仮審査(事前審査)と審査結果の案内(※)
  • 3、本人確認書類等の提出
  • 4、本審査(本人確認・勤務先確認・契約意思の確認を含む)と審査結果の案内
  • 5、契約内容の確認および契約の手続き
  • 6、融資開始

※ 仮審査(事前審査)がない場合は、申込後に本人確認書類の提出を行ない、そのまま本審査が開始します。

ろうきんが取り扱う融資商品の流れをみると、申込後に本人確認書類といった必要書類の提出が必要な場合があります。必要な書類は融資商品によっても異なるため、事前に申し込むろうきんの公式サイトなどで確認しておきましょう。

また、Webで手続きを完結できる商品以外に申し込む場合、申し込みはWebから行なえても、本審査や最終的な契約を行なう場合に、ろうきんの店舗へ来店が必要となる場合があります。

来店が必要な場合は、近くの店舗を確認しておきましょう。また、来店時には、待ち時間を防ぐために、来店予約を行なえる場合もあります。

必要書類の例

申込時に必要な書類は融資商品によって異なるため、実際の申し込みや手続きを行なう場合には、利用するろうきんの公式サイトや最寄りのろうきんに問い合わせる必要があります。

とはいえ、以下のような書類は、融資商品の種類にかかわらず提出を求められる傾向にあるため、事前に用意しておくとよいでしょう。

【ろうきんの申込時に必要な書類の例】
必要な書類の種類 具体的な書類の例
本人を確認できる書類(本人確認資料) ・運転免許証
・マイナンバーカード
・健康保険証 など
収入を確認できる書類(年収確認資料) ・源泉徴収票
・公的所得証明書
・住民税決定通知書 など
ローンの対象となるものの価格・概要がわかるもの(※) ・見積書
・注文書
・売買契約書 など

参照元:全国労働金庫協会(ろうきん協会)「ろうきんのローン

本人を確認できる書類・収入を確認できる書類は、いずれの融資商品でも提出を求められる場合があります。そのため、該当する書類が手元にあるかを確認しておきましょう。資金の使いみちが決まっている融資商品を利用予定の場合は、使いみちの詳細がわかる書類も用意する必要があります。

収入証明書類が手元にない場合、源泉徴収票は勤務先の経理部などから、住民税決定通知書・所得証明書などは市区町村役場や税務署から発行可能です。

なお、住宅ローンは他の融資商品と比較しても用意する書類の種類や点数が多く、準備に時間がかかる可能性があります。各ろうきんでは、住宅ローンの必要書類は詳細を公表している傾向があるため、利用する可能性があるなら、事前に確認しておきましょう。

ろうきんの返済方法

ろうきんの返済は、基本的に毎月指定の返済日に本人名義のろうきんの普通預金口座より引き落とされる形で行なわれます。

毎月の返済額は契約時に決定した限度額によって変わります。契約時に提示されるので、決められた返済額以上の金額が返済用の口座に入金されているようにしましょう。

また、ろうきんはインターネットバンキングやATMからも返済できます。ただし、引き落とし以外の返済は、任意返済となります。任意返済(臨時返済・繰上返済)とは、毎月の返済額に追加で返済をする方法のことです。

任意返済をすれば、毎月返済のみを行なうよりも早く返済がすすむため、完済までの期間が短くなり、結果として支払う利息額も少なくなります。

とはいえ、資金に余裕がない状況で任意返済を行なえば、生活が圧迫される恐れもあるため、臨時の収入やボーナスによる収入がある月など、資金に余裕がある状態で行なうようにしましょう。

返済シミュレーションをして返済計画を立てておく

ろうきんで借入をする際は、返済シミュレーションを利用して、毎月の返済額や返済期間を把握しておくようにしましょう。

毎月の返済額や返済期間の目安を知らずに、返済計画を立てずに借入すると、想定以上の支払いが必要になって生活を圧迫する恐れがあるからです。

各ろうきんでは、ローンシミュレーションを用意しており、住宅ローンや無担保ローンなどローンの種類ごとにシミュレーションを行なえます。

実際に中央労働金庫の無担保ローンシミュレーション を利用し、10万円・20万円・30万円を借入した場合の毎月の返済額を算出した結果は以下の通りです。

【10万円・20万円・30万円を借入した場合の毎月の返済額】
借入額 返済期間1年 返済期間2年
100,000円 8,656円 4,480円
200,000円 17,312円 8,961円
300,000円 25,968円 13,441円

※適用される金利は「年7.075%」を適用して計算しています。
※シミュレーション結果は概算となり、実際の借入時には返済額が多少異なる場合もあります。

同じ返済期間であれば、借入額が増えるほど毎月の返済額も増えていきます。

また、返済期間が長くなるほど、発生する利息も増える点には注意が必要です。返済期間を短くすれば利息を抑えられますが、毎月返済にあてられる金額の範囲内で支払わなければ、生活が圧迫される可能性があります。

たとえば、利息を抑えるために、毎月の返済額を4,000円から8,000円に変更したものの、毎月の修正が赤字になってしまい、生活が圧迫されたり返済自体も行なえなくなったりするような場合です。

無理のない範囲で毎月の返済が行なえるかを確認するためにも、ローンシミュレーションを試しておくようにしましょう。

ろうきんから融資を受ける際のQ&A

ろうきんで借入するときに知っておくべきQ&Aをまとめました。

【ろうきんで借入するときのQ&A】

  • ろうきんからの融資は総量規制の対象になりますか?
  • 金利が優遇されたり引き下げられたりすることはありますか?

ろうきんからの融資は総量規制の対象になりますか?

ろうきんは貸金業者ではないため、貸金業法による総量規制の対象外です。ろうきんは労働金庫法という法律に則って業務を行なっています。

労働金庫法には年収によって借入を制限するといった記載は見られず、実際に年収以上の金額の融資を受けることも不可能ではありません。

ただし、ろうきんでは融資の際に必ず審査を行なうため、無条件で高額な借入ができるというわけではないのです。実際に、審査時には本人確認書類や年収を確認する書類の提出をもとめられるなど、申込者の調査を行ないます。

そのため、総量規制の対象外ではあるものの、ろうきんが定める審査基準を満たしていなければ希望する金額の借入ができない場合もあると考えておきましょう。

金利が優遇されたり引き下げられたりすることはありますか?

各ろうきんが定める金利引き下げ項目に該当すれば、金利の引き下げを受けられます。一例として以下のような引き下げ項目があります。

【金利の引き下げ項目の例】

  • ろうきんの口座を給与振込先として指定している
  • ろうきんのローンを利用している
  • ろうきんのインターネットバンキングを利用している
  • ろうきんの口座で公共料金の自動支払いを設定している
  • ろうきんのWeb通帳を利用している
  • 一定の年齢以下である

金利の引き下げ項目はろうきんや融資商品によって異なったり、適用を受けるうえでの条件があったりするので、公式サイトを確認するか、最寄りのろうきんに問い合わせて確認するとよいでしょう。

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