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クレジットカードの基礎知識

ANAアメリカン・エキスプレス・カード(ANAアメックス)

ANAアメリカン・エキスプレス・カード(通称ANAアメックス)は、アメリカン・エキスプレスと全日空(ANA)が提携して発行するクレジットカードです。

ANAアメックスには、ANAマイルを獲得できる上、カード会員本人と同伴者1名までが空港ラウンジを無料で利用できるなどの特典が付帯しています。

  • 新規入会後3ヶ月以内のカードご利用で最大40,000マイル相当獲得可能
  • フライトマイレージが10%増える
  • 国内外の空港ラウンジが利用可能

入会キャンペーンと継続マイル

ANAアメックスは、カードの新規入会時に入会特典として最大40,000マイル相当のポイントを獲得することが可能です。また、毎年の年会費支払い時には継続マイルを1,000マイル獲得できます。

空港ラウンジサービスが無料

ANAアメックスは、国内28空港に設置された39か所の空港ラウンジを無料で利用できます。

クレジットカードに付帯する空港ラウンジを無料で利用できる特典は、カード会員本人しか利用できないことが多く、同伴者が空港ラウンジサービスを利用する場合は人数分の利用料金を支払う必要があります。
しかし、 ANAアメックスは、同伴者1名も空港ラウンジサービスを無料で利用できます

ANAアメックスを提示すると無料で利用できる空港ラウンジの場所については、アメックス公式サイトにある「空港ラウンジのご案内」から確認できます。

手荷物無料宅配サービス

ANAアメックスは、手荷物無料宅配サービスを利用可能です。

手荷物無料宅配サービスは、海外旅行の帰国時に、カード会員1人につきスーツケース1個を指定先まで無料で郵送するサービスです。ただし、利用可能な空港は、成田国際空港・中部国際空港・関西国際空港の3つのみです。

獲得したポイントをANAマイルに交換可能

ANAアメックスは、カード利用額に応じて付与されるポイントをANAマイルに移行可能です。

ANAアメックスは、カード利用額100円につき1ポイントを獲得可能です。カード利用額が税込の場合は税込100円につき1ポイントが、税抜の場合は税抜100円につき1ポイントが貯まります。貯めたポイントは1,000ポイント単位で1,000ANAマイルに移行できます。

ANAマイルを獲得するにはポイント移行コースへの登録が必要

ANAアメックスで貯めたポイントをANAマイルに移行する場合は、別途ポイント移行コースの登録が必要です。ポイント移行コースの参加費は、1年あたり6,600円(税込)です。ポイント移行コース参加中は、参加費が発生する代わりにポイント有効期限が無期限になります。

ポイント移行コースを登録しなかった場合、ポイント有効期限は3年間です。しかし、ポイント失効の直前にポイント移行コースを登録すれば、コース参加費への負担を抑えながらポイント有効期限を実質無期限にすることができます。

例えば、2017年4月に獲得したポイントを、ポイント移行コースへの参加費負担を抑えつつポイント有効期限を実質無期限するときの手続きは、以下のとおりです。

日付 手続き ポイントの状況
2017年4月1日 ポイント獲得
(ポイント移行コースの登録はしない)
ポイント失効まで残り3年間
2020年3月31日 ポイント移行コースを登録しないまま3年間ANAアメリカン・エキスプレス・カードを保有

ポイント失効寸前のタイミングでポイント移行コースに登録し、参加費6,600円(税込)を支払う
ポイント失効まで残り1日間

ポイント失効まで残り3年間
2020年4月1日 ポイント移行コースを解約 ポイント失効まで残り2年と364日間

上記の表で示した手続きを繰り返すことで、ポイント有効期限が実質無期限になります。

ANAカードマイルプラス

ANAアメックスは、ANAカードマイルプラスに加盟したANAカード特約店で利用した場合、獲得マイル数が増えます。

ANAカード特約店の支払いでANAアメックスを利用した場合は、通常のカード利用額に応じて付与されるポイントに加え、利用金額100円または200円につき1マイルが加算されます。

主なANAカードマイルプラスの対象店舗とサービスは以下の通りです。

ANAカードマイルプラスの対象店舗・サービス 加算マイル
ANA
(ANA航空券の購入や貨物運賃の支払いなど)
100円につき1マイル
ANA機内販売 100円につき1マイル
ルートインホテルズ 200円につき1マイル
セブン-イレブン 200円につき1マイル
イトーヨーカドー 200円につき1マイル
高島屋 200円につき1マイル
マツモトキヨシ 100円につき1マイル
または200円につき1マイル
ニッポンレンタカー 100円につき1マイル
または200円につき1マイル
ENEOSでんき(JXエネルギー) 200円につき1マイル

ANAグループ利用時に獲得マイル数アップ

ANAアメックスは、ANAグループの航空券購入や貨物運賃支払いに利用した場合、獲得マイル数が増えます。

ANAアメックスは、利用額200円につき通常1ポイントを獲得できます。ANAグループの支払いに利用した場合は、利用額100円につき1ポイントを獲得可能です。
また、ANAグループでの支払いはANAカードマイルプラス対象なので、100円につき1マイルが加算されます。

上記の通り、ANA料金の支払いにANAアメックスを利用した場合は、100円の支払いで実質1.5ポイントと1マイルを獲得可能なため、2.5マイルを獲得可能です。

ANAグループでの買い物が割引になる

ANAアメックスをANAグループで利用すると下記の割引を受けることができます。

空港内店舗「ANA FESTA」で10%割引

全国の空港にあるANA FESTA(全日空商事空港ショップ)でANAアメックスを利用して買い物をすると、カード利用金額1,000円(税込)以上で10%の割引を受けることができます。

国内線・国際線の機内販売が10%割引

ANA国内線およびANAエアージャパン国際線での機内販売品を、ANAアメックスを利用して購入すると、カード利用代金1,000円(税込)以上で10%割引の特典を受けることができます。

ANAオンラインショップ「A-style」で5%割引

ANAショッピングサイトのA-styleの支払いにANAアメックスを利用すると、カード利用代金が5%割引になります。

ボーナスマイル

ANAアメックス会員がANAのフライトを利用すると、通常付与されるフライトマイルに加え独自のボーナスマイルを獲得可能です。

獲得可能なボーナスマイル数は区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%で算出可能です。

例えば、ANAマイレージクラブの一般会員が、東京発(成田空港)ニューヨーク行(JFK空港)のANA航空機ファーストクラスに搭乗した場合は、以下のようにマイルを獲得可能です。

項目 状態 獲得マイル数
区間基本マイル 東京(成田空港)からニューヨーク(JFK空港) 6,723マイル
プレミアムメンバーステイタスにより獲得可能なマイル 一般会員 0マイル
座席クラスにより獲得可能なマイル ファーストクラス 3,361マイル
ANAアメリカン・エキスプレス・カード利用により獲得可能なボーナスマイル 6,723マイル×ファーストクラスの積算率(150%)×10% 1,008マイル
合計 6,723マイル+0マイル+3,361マイル+1,008マイル 11,392マイル

ANAマイレージクラブの会員ランクであるANAプレミアムメンバーステイタスがダイヤモンドサービスやプラチナサービスの人は、さらにボーナスマイルを獲得できます。

スターアライアンスでフライトマイルが貯まる

ANAは航空連合のスターアライアンスに加盟しているため、 ANAアメックスで獲得したマイルはアシアナ航空やルフトハンザ航空など、加盟航空会社のマイルに交換可能です。また、これらの航空機に搭乗した場合も、フライトマイルを獲得できます。
なお、ANAはスターアライアンス以外にも独自に世界の航空会社と提携しており、これらともマイル交換やフライトマイル獲得が可能です。

スターアライアンス加盟航空会社とANA提携の航空会社一覧

スターアライアンス加盟航空会社 ANA提携航空会社
アシアナ航空
中国国際航空
深?航空
エバー航空
シンガポール航空
タイ国際航空
ユナイテッド航空
エア・カナダ
コパ航空
TACA航空
アビアンカ航空
クロアチア航空
アドリア航空
スカンジナビア航空
TAP ポルトガル航空
LOTポーランド航空
エーゲ航空
ブリュッセル航空
オーストリア航空
スイスインターナショナルエアラインズ
ルフトハンザドイツ航空
ニュージーランド航空
ターキッシュ・エアラインズ
南アフリカ航空
エチオピア航空
エジプト航空
エア ドロミティ
マカオ航空
エティハド航空
ユーロウィングス
ガルーダ・インドネシア航空
ジャーマンウィングス
ハワイアン航空
ジェットエアウェイズ
フィリピン航空
TAMブラジル航空
ヴァージン アトランティック航空

海外旅行傷害保険

ANAアメックスは、最高3,000万円補償の海外旅行傷害保険を付帯します。利用付帯の保険なので、カード会社が定める条件を満たした場合のみ、保険が適用されます。補償内容は以下の通りです。

補償項目 最高補償額
傷害死亡・後遺障害保険 3,000万円
傷害・疾病治療費用 100万円
賠償責任 3,000万円
携行品損害 1旅行中30万円、年間100万円
※免責金額3,000円
救援者費用 200万円

各補償項目には補償条件が定められており、条件を満たす場合に補償を受けられます。補償条件の詳細は、アメリカン・エキスプレス公式サイト「会員規約・規定集」の「ANAアメリカン・エキスプレス(R)・カード 会員規約集・規定集」にて確認が可能です。

国内旅行傷害保険

ANAアメックスは、最高2,000万円補償の国内旅行傷害保険を付帯します。利用付帯の保険なので、カード会社が定める条件を満たした場合のみ保険が適用されます。補償内容は以下の通りです。

補償項目 最高補償額
傷害死亡・後遺障害保険 2,000万円

ANAアメックスの国内旅行傷害保険で補償されるのは、傷害死亡・後遺障害のみです。また、傷害死亡・後遺障害に関しても、補償条件を満たさない場合は補償を受けられません。

補償条件の詳細は、アメリカン・エキスプレス公式サイト「会員規約・規定集」の「ANAアメリカン・エキスプレス(R)・カード 会員規約集・規定集」にて確認しておきましょう。

プロテクションサービス

ANAアメックスにはオンラインプロテクションとショッピングプロテクションという2種類の補償が付帯しています。

オンライン・プロテクション

オンライン・プロテクションは、インターネット上でクレジットカードの不正利用が発生した場合に請求を止め、損害額を全額補償するサービスです。

カードの不正利用による被害を受けた場合に、会員規約に基づいて、カード会社が損害額を補償してくれます。
ただし、補償が適用されない例外条件が設けられているので、オンライン・プロテクションを利用予定の人は例外条件について事前に知っておく必要があります。

オンライン・プロテクションの詳細は、アメリカン・エキスプレス公式サイト「会員規約・規定集」の「ANAアメリカン・エキスプレス(R)・カード 会員規約集・規定集」にて確認できます。

ショッピング・プロテクション

ショッピング・プロテクションは、国内・海外を問わずANAアメックスで購入した商品が、破損・盗難などの偶然な事故により損害を受けたときに、年間最高200万円まで補償してくれるサービスです。購入から90日以内に生じた損害が対象です。

ただし、1回の事故につき1万円の自己負担額がかかります。また、損害の原因や物品の種類によっては補償されない場合があるので注意しましょう。

ショッピング・プロテクションの詳細は、アメリカン・エキスプレス公式サイト「会員規約・規定集」の「ANAアメリカン・エキスプレス(R)・カード 会員規約集・規定集」にて確認できます。

電子マネーが使える

ANAアメックスは、以下の電子マネーに対応しています。

電子マネー 電子マネーチャージ時マイル付与率 電子マネー利用時マイル付与率
楽天Edy
(ANAアメリカン・エキスプレス・カードに搭載)
- 0.5~2%
楽天Edy
(独立型)
- 0.5~2%
モバイルSuica - 0.5~1%
SMART ICOCA - 0.5~1%
Suica
(Apple pay)
- 0.5~1%
QUICPay
(Apple pay)
- 0.5%

ANAアメックスは、モバイルSuicaやSMART ICOCAに紐付けて利用可能です。定期券を購入したときはポイントを獲得できますが、残高チャージではポイントが付与されません。
ANAアメックスはApple payに登録できるため、対応するiPhone等でSuicaとQUICPayを利用可能です。QUICPayはSuica等と異なりポストペイ(後払い)式の電子マネーなので、後日ANAアメックスから利用額が合算されて引き落とされます。引き落としの際は、カード利用額としてポイントを獲得可能です。

ただし、電子マネーの中でもカード搭載の楽天Edyを利用すると、ANAアメックスのANAマイル付与率がアップします。

カード搭載の楽天EdyでANAマイル付与率がアップ

ANAアメックスは電子マネーの楽天Edyを搭載します。ただし、ANAアメックスを利用してカード搭載の楽天Edyにチャージ(入金)した際は、ポイントが付与されません。
カード搭載の楽天Edyは、利用額200円につき1ANAマイルを獲得可能(マイル付与率0.5%)です。また、紀伊國屋書店やマツモトキヨシなど、Edyマイルプラス特約店の支払いに利用した場合は、2倍の2ANAマイルを獲得可能(マイル付与率1%)です。

なお、 ANAアメックス会員は、スマートフォン向け有料サービスのANAマイレージプラスモバイルプラスに登録すると、カード付帯の楽天Edy利用額200円につき3ANAマイルを獲得可能です。
Edyマイルプラス対象店舗で利用した場合はさらにマイル付与率が上がるため、合計マイル付与率は最大2.5% です。

ただし、ANAマイレージプラスモバイルプラスを利用するには、月会費として毎月330円(税込)を支払う必要があります。

独立した楽天Edyと紐付けて利用する場合

ANAアメックスは、カード搭載ではないEdyカードや楽天Edyアプリに紐付けて利用可能です。ただし、これらの楽天EdyにANAアメックスを紐付けて利用する場合も、チャージ時にポイントは付与されません。

上記楽天Edyは、利用額200円に応じて1楽天スーパーポイントを獲得できます。獲得したポイントは、2ポイント1マイルのレートでANAマイルに交換できます。
ただし、おサイフケータイ搭載の携帯電話やスマートフォンで楽天Edyを利用する場合は「Edyでポイント」を利用すると倍のANAマイルを獲得できます。

Edyでポイントは、事前に設定すると、楽天Edy利用時に獲得可能なポイントを自由に選べるサービスです。ANAマイルを選択した場合は、楽天Edy利用額200円につき1ANAマイルを獲得可能です。

ANAカードとの比較

ANAアメックスは年会費7,700円(税込)のマイルカードです
アメックス社が発行するほかのアメリカン・エキスプレス・カードと年会費を比較した表は以下の通りです。

カード名 年会費 特徴
ANAアメリカン・エキスプレス・カード 7,700円(税込) ANAフライトマイル獲得可能
実質マイル有効期限無期限
同伴者1名も空港ラウンジを利用可能
アメリカン・エキスプレス・カード 13,200円(税込) プライオリティ・パスのスタンダード会員に年会費無料で登録可能
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 31,900円(税込) プライオリティ・パスのスタンダード会員に年会費無料で登録可能
年2回までVIP空港ラウンジ無料利用可能

また、ANAアメックスは、ANA VISA一般カード等のANAカードと比べるとやや年会費が高価です。ANA一般カードに独自の優待特典を加えたANAワイドカードに比べるとやや安価に保有できます。

カード名 年会費 特徴
ANAアメリカン・エキスプレス・カード 7,700円(税込) ANAカードマイルプラス対象店舗の利用時マイル付与率最大2.5パーセント
実質マイル有効期限無期限
同伴者1名も空港ラウンジを利用可能
ANA VISA 一般カード 2,200円(税込) カード入会時に2,000マイル付与
マイル有効期限36か月
カード会員本人のみ空港ラウンジを無料利用可能
ANA VISA ワイドカード 7,975円(税込) カード入会時と毎年のカード継続時に2,000マイル付与
フライトマイル積算率25%
国際線搭乗時ビジネスチェックインカウンター利用可能
ANA JCB 一般カード 2,200円(税込) カード入会時に2,000マイル付与
マイル有効期限36か月
カード会員本人のみ空港ラウンジを無料利用可能
ANA JCB ワイドカード 7,975円(税込) カード入会時と毎年のカード継続時に2,000マイル付与
フライトマイル積算率25%
国際線搭乗時ビジネスチェックインカウンター利用可能
  • 新規入会後3ヶ月以内のカードご利用で最大40,000マイル相当獲得可能
  • フライトマイレージが10%増える
  • 国内外の空港ラウンジが利用可能