クレジットカードを知る

初めて作る人へ

クレジットカードの基礎知識

クレジットカードを紛失したり、盗難されたりしたときはどうすればいいの?

クレジットカードを失くしたことに気づき、どうするべきか焦っている人もいるのではないでしょうか。
その場合、まずは保有しているカードを発行しているカード会社に電話してください。担当者の指示通りに手続きを済ませれば、不正利用などの被害に遭ったとしても被害額を支払わないで済む可能性が高いです。
次の見出しクレジットカード名と発行元のカード会社を示した表があるので、確認の上すぐに電話をかけましょう。

「これからクレジットカードを作りたいけど紛失・盗難の被害に遭わないか心配」「海外旅行にクレジットカードを持っていく予定だけど、現地でカード盗難の被害に遭いそうで怖い」と思っている人は、不正利用の被害に遭っても支払いは不要になるケースが多いことを知った上で、万が一トラブルに遭ってしまった場合の対処法などを事前に確認しておきましょう。

紛失・盗難に気付いたときは国内外を問わずただちにカード会社へ連絡する

国内・海外を問わず、クレジットカードの紛失・盗難に気づいたときは自分が保有しているカードを発行しているカード会社にすぐ連絡してください。
通常のコールセンターに連絡しても対応してもらえますが、紛失・盗難の専用ダイヤルに問い合わせれば24時間365日いつでも対応してもらえるうえ、コールセンターよりも待ち時間が少なくて済みます。

紛失・盗難の専用ダイヤルは、カード会社の公式サイト内にある「お問い合わせ」などのページに記載されています。
すぐに電話番号を確認したい場合は、GoogleやYahoo! JAPANなどで「〇〇(カード会社名) 紛失・盗難 電話番号」などと検索するとすぐに発見できるでしょう。
カード会社に連絡すれば次に何をすべきか教えてもらえるので、慌てることなく落ち着いて指示に従いましょう。

自分が保有しているカードの名前が思い出せない人は、どこのカード会社が発行しているものかを思い出してみましょう。
思い出せない場合は、GoogleやYahoo! JAPANなどで「クレジットカード 一覧」などで検索して実際の券面画像を参考にしながらカード名を思い出し、発行会社を調べてみましょう。

以下にカード会社の連絡先を記載します。はじめに、自分が持っているクレジットカードを発行している会社を確認してください。そのあとで、カード会社の連絡先を確認しましょう。
国内にいるときと海外にいるときでは連絡先となる番号が異なる場合があるので、番号が国内向けと海外向けのどちらなのかを確かめてから電話をかけることを忘れないでください。

なお、海外でクレジットカードを紛失した場合は、1~2か月など期間限定で使える仮カードを緊急発行できる可能性があります(国内の場合は不可)。
「クレジットカードを1枚しか持っていない」などの理由で、どうしてもすぐにクレジットカードが必要な場合はコールセンターの担当者に確認してみましょう。
緊急再発行サービスの詳細については表の後にも詳細な説明を記載したので、気になる人は読んでみてください。

【クレジットカードの名前とカード会社】

カード名 カード会社名
アコムACマスターカード 株式会社アコム(国内海外
エムアイカード(ゴールドを含む)
エムアイカードプラス(ゴールドを含む)
株式会社エムアイカード
アメリカン・エキスプレス・カード(グリーン、ゴールド、プラチナを含む)
SPGアメックス
ANAアメックス(ゴールド、プレミアムを含む)
デルタアメックス(ゴールドを含む)
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード(プレミアムを含む)
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
イオンカード(セレクト、WAON一体型)
イオンゴールドカード
イオンSuicaカード
イオンJMBカード
コスモ・カード・ザ・オーパス
株式会社イオン銀行
au PAYカード(ゴールドを含む) auフィナンシャルサービス株式会社
オリコカード・ザ・ポイント(ゴールド、プラチナを含む)
コストコグローバルカード
京成カード
株式会社オリエントコーポレーション
dカード(ゴールドを含む) 株式会社NTTドコモ
エポスカード(ゴールド、プラチナを含む) 株式会社エポスカード
セゾンカードインターナショナル(ゴールドを含む)
セゾンアメックス(パール、ブルー、ゴールド、プラチナ)
ウォルマートカード
MUJI CARD
PARCOカード
三井ショッピングパークカード
シネマイレージカードセゾン
MileagePlusセゾンカード
株式会社クレディセゾン
ゴールドポイントカードプラス(ヨドバシカメラのクレジットカード) 株式会社ゴールドポイントマーケティング
JCBカード(一般、ゴールドなどを含む)
JCB CARD W(plus Lを含む)/JCB CARD R
JCB CARD EXTAGE(ゴールドを含む)
ANA CARD (JCB)
JAL CARD(JCB)
JAL CLUB EST(JCB)
JAL CARD navi(JCB)
To Me CARD(JCB)
ANA To Me CARD JCB(通称ソラチカカード。ゴールドを含む)
リクルートカード(JCB)
株式会社ジェーシービー
REX CARD
インヴァストカード
株式会社ジャックス
セブンカード・プラス 株式会社セブン・カードサービス
タカシマヤカード(ゴールドを含む) 高島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社
TOYOTA TS CUBICカード(ゴールド、セレクト、レギュラー)
DAIHATSU TS CUBICカード(ゴールド、セレクト、レギュラー)
ENEOSカード(P/S/C)
トヨタファイナンス株式会社
「ビュー・スイカ」カード(ゴールド、リボも含む)
ビックカメラSuicaカード
JALカードSuica
ルミネカード
JRE CARD
株式会社ビューカード
P-oneカード(プレミアムゴールド、Wiz、Gを含む)
ファミマTカード
ZOZOCARD
ポケットカード株式会社
ダイナースクラブ(プレミアムを含む)
ANAダイナースカード
JALダイナースカード
銀座ダイナースクラブカード(和光を含む)
TRUST CLUB プラチナマスターカード
三井住友トラストクラブ株式会社
三井住友カード(ゴールド、プライムゴールド、NLなどを含む)
三井住友カード デビュープラス
三井住友カード Revostyle
ANA CARD (VISA・Mastercard)
ANA VISA Suicaカード
Amazon Mastercard(クラシック、ゴールド)
Visa LINE Payクレジットカード
三井住友カード株式会社
三菱UFJカード
JAL CARD (アメックス)
JAL CLUB EST(アメックス)
VIASOカード(券面がグリーン、ブラックのものに限る)
リクルートカード(VISA・Mastercard)
三菱UFJニコス株式会社
(MUFGカードブランド)
JAL CARD (VISA・Mastercard)
JAL CLUB EST(VISA・Mastercard)
JAL CARD navi(VISA・Mastercard)
三菱UFJニコス株式会社
(DCカードブランド)
VIASOカード(券面が白色かキャラクターデザインに限る) 三菱UFJニコス株式会社
(NICOSブランド)
ライフカード(Ch、Dpを含む)
学生専用ライフカード
ライフカード株式会社
Yahoo! JAPANカード ワイジェイカード株式会社
楽天カード(PINK、ゴールド、プレミアムを含む)
楽天カードアカデミー
楽天ANAマイレージクラブカード
楽天カード株式会社

※ ANAカードとJALカードには、普通(一般)カード、CLUB-A(ワイド)カード、ゴールド、プラチナ(プレミアム)が含まれる。
※ 複数のクレジットカード比較サイトで人気とされていたカードをベースに、編集部が独自の基準で選択したカードを追加してリストを作成。

海外の場合は仮カードを緊急発行できる可能性がある

海外でクレジットカードを紛失したり盗難されたりした場合は、1~2か月などの期間限定で利用できる「仮カード」を緊急発行してもらえる可能性があります。国内でクレジットカードを紛失・盗難しても仮カードを発行することはできません。

仮カードの再発行を希望する場合、まずはクレジットカードの紛失・盗難をカード会社のコールセンターに報告しましょう。
その際、仮カードの発行を希望することを伝えてください。担当者から何か質問を受ける可能性があるので、その場合は適切に対処しましょう。

コールセンターの担当者との会話が終わってしばらくすると、国際ブランド(VISA・Mastercard・JCB)の担当者から電話がかかってきます。
緊急カードに関する説明やカードの受取方法などを伝えられるので、指示に従ってカードを受け取ってください。カードの受取方法はその時の状況によって異なります。

なお、仮カードの発行には1万円前後の手数料が発生することがあります。また、アメックスやダイナースクラブのクレジットカードは仮カードを発行できないおそれがあります。
アメックスやダイナースクラブのクレジットカードを海外で利用する予定の人は、万が一の事態に備えてVISA・Mastercard・JCBのクレジットカードも一緒に持っていくのがいいでしょう。

緊急発行したカードは海外でしか利用できません。帰国後に改めてカードの再発行手続きをする必要があるので、日本に戻ったらカード会社のコールセンターに電話することを忘れないようにしましょう。

コレクトコールを使えば通話料は無料になる

海外から紛失・盗難ダイヤルに電話をかける場合、通話料は会員の負担となります。また、カード会社から着信があった場合、着信料も会員が負担する必要があります。

なお、コレクトコールを利用すれば通話料を無料にできる可能性があります。コレクトコールのかけ方については、楽天カードの公式サイトエポスカードの公式サイトに説明があるので参考にしてください。

不正利用された場合は補償してもらえる可能性が高い

紛失したもしくは盗難されたクレジットカードが第三者によって悪用されてしまい被害を受けたとしても、被害額は補償してもらえる可能性が高いです。クレジットカードには、不正利用の被害を原則として補償する制度があるからです。

ほとんどのカード会社は、クレジットカードの紛失や盗難によって会員が不正利用による損害を受けたとき、これを補償すると各社の利用規約で定めています。
金額の大小を問わず全額を補償してもらえるので、被害額が1万円でも100万円でも、カード会社が定める条件を満たしているならば被害額を支払う必要はありません。
不正利用を補償しないときの例外条件は利用規約に書かれているので、気になる人はカード会社の公式サイトなどを確認してみましょう。

ちなみに、株式会社ジェーシービーの利用規約において、例外条件は以下のように定められています。

(1)会員が第2条(編集部注)に違反したとき。
(2)会員の家族、同居人等、会員の関係者がカードを使用したとき。
(3)会員またはその法定代理人の故意もしくは重大な過失または法令違反によって紛失、盗難が生じたとき。
(4)紛失、盗難届の内容が虚偽であるとき。
(5)会員が当社の請求する書類を提出しなかったとき、または当社等の行う被害状況の調査に協力を拒んだとき。
(6)カード使用の際、登録された暗証番号が使用されたとき(第7条第2項ただし書きの場合を除く。)。
(7)戦争、地震など著しい社会秩序の混乱の際に紛失、盗難が生じたとき。
(8)その他本規約に違反している状況において紛失、盗難が生じたとき。

※引用:株式会社ジェーシービー「kojin.pdf(利用規約)

編集部注:カード裏面にサインを書くこと、他人にカードを貸与しないことなどを定めた条文。

暗証番号による取引は補償の対象外となります。そのため、暗証番号の管理には細心の注意を払う必要があります。

日本クレジット協会の公式サイトによれば、近年は企業のホームページと酷似した偽サイトなどにカード利用者を誘導して、暗証番号などの情報を入力させる「フィッシング詐欺」の被害がインターネット上で多数発生しているようです。
フィッシング詐欺の被害に遭って暗証番号が使われたとしても、被害を補償してもらうことはできません。
インターネット上で暗証番号の入力を求められた場合は、そのサイトが本物であることに間違いないのか一呼吸おいて考えてみましょう。

海外旅行中のトラブルだと、暗証番号を盗み見たうえでクレジットカードを使われる事件がハワイやパリなどで報告されているそうです。(参考サイト
カードを利用しているのが他人であっても、暗証番号が使われている場合は補償対象外となります。 海外旅行に行く際は、外務省の「海外安全ホームページ」などを確認して犯罪の手口を事前に確認しておきましょう。

届け出を提出した日から61日以上前の被害は補償されない

複数のカード会社の利用規約を確認したところ、補償される不正利用の被害は「紛失・盗難の届け出をした日(電話をした日)からさかのぼって60日以内」となっていることがわかりました。
そのため、届け出をした日からさかのぼって61日以上が経過している不正利用の被害を補償してもらうことはできません。

たとえば、2021年の9月1日に紛失・盗難の届け出をしたとすると、2021年7月4日~2021年9月1日までに発生した不正利用が補償の対象となります。2021年7月3日より前に発生した被害は補償してもらえません。
また、クレジットカードは紛失・盗難の届け出をした瞬間に停止されるので、2021年9月2日以降に不正利用が行われることはありません。

紛失・盗難に気付いているのにいつまでも届け出を行わないままでいると、不正利用を補償してもらえなくなる危険性が日に日に高くなっていきます。そのため、紛失・盗難の届け出は気づいた瞬間に行うことをおすすめします。

クレジットカードを再発行するときの注意点

クレジットカードを再発行するときは、以下の3点に注意しましょう。

【クレジットカードを再発行するときの注意点】

上記の項目について、以下でひとつずつ詳しく説明します。

利用停止したカードを再び使うことはできない

一度停止したクレジットカードをもう一度使うことはできません。そのため、紛失・盗難の届け出をしたあとにクレジットカードを見つけたとしても、そのカードを復活させることは不可能です。

一度カードを止めてしまえば、新しいカードが手元に届くまでクレジットカードを使うことはできません。
クレジットカードの紛失・盗難を届け出るのは、カードを絶対に見つけることができないと確信してからにしましょう。

暗証番号を変更する

クレジットカードを再発行するときは、念のために暗証番号も変更しておくのがいいでしょう。
万が一暗証番号が第三者に知られていた場合は、新しく作ったカードが不正利用の被害に遭うおそれがあるからです。

先述のように、カードを利用する際に暗証番号が使われていた場合は、たとえ不正利用であったとしても補償を受けることができません。
暗証番号が他人に漏れていないとは言い切れないので、不正利用の被害に遭う危険性を少しでも下げたいのであれば変えておくのがいいでしょう。

固定費の支払いに使っている場合は番号を自分で変更する必要がある

クレジットカードを再発行するとカード番号が変更になります。そのため、公共料金やスクールの月謝、定期購読料金の支払いなどにクレジットカードを利用している場合は、登録しているカード番号を新しいものに修正する必要があります。

カード番号を修正しなかった場合は決済手続きができないので、料金を支払うことができません。
料金を支払えなければ利用中のサービスの提供を停止される危険性も考えられるので、カード番号の変更手続きは絶対に忘れないようにしましょう。

クレジットカードが再発行されたらカード裏面にサインを書く

再発行されたクレジットカードが届いたら、カード裏面にある署名欄に自分のサインを書くのを忘れないようにしましょう。
署名欄にサインがない場合は、不正利用の被害に遭っても補償を受けられないおそれがあるからです。

カードの裏面にはサインをお願いします

クレジットカードがクレジット会社から送られてきたら、まず、裏面の署名欄に自分のサインをしてください。
サインはそのカードの利用者が誰であるかを示すとともに、カードを利用する際に必要なものです。
裏面にサインをしていないクレジットカードは利用できません。
また、裏面にサインがないカードを落としてしまうと、拾った人がサインして使ってしまう危険性があります。サインのないカードが使われてしまった場合、カード会員本人が支払わなければならないこともあります。

※引用:日本クレジット協会「カード裏面へのサインについて

不正利用による損害を被る危険性を減らすため、サインするまではクレジットカードを持ち歩かないようにしましょう。

カード会社の紛失・盗難ダイヤルは事前に確認しておく方がいい

自分が保有しているカード会社の紛失・盗難ダイヤルは、事前に確認して電話番号を控えておくようにしましょう。
紛失・盗難ダイヤルの番号を知っていれば、万が一の事態にあってもすぐに対応できるからです。

紛失・盗難ダイヤルの電話番号は、国内と海外で違うことがあります。また、海外の電話番号はエリア(アジア、アフリカ、ヨーロッパなど)によっても異なることがあります。
あまりにも番号が多すぎてすべてを登録するのが不可能な場合は、紛失・盗難ダイヤルの書かれたWebページをブックマーク(お気に入り)登録するなどして対応しましょう。