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借金があってもクレジットカードの審査に通るのか

消費者金融や銀行のローンやクレジットカードのキャッシングなどの借金があっても、クレジットカードの審査に通る可能性はあります。クレジットカードの審査は総合的な判断によって合否が決められるので、借金があることだけが原因で審査に落ちるとは言えません。

ただし、借入額や返済状況などによっては、借金がクレジットカードの審査に悪影響を及ぼすおそれがあります。借金がある人は、借金がクレジットカードの審査にどのように関係するのかを正しく理解しておきましょう。

借金がある人は返済能力が足りないと判断される可能性がある

借金がある人は、クレジットカードの審査の際に返済能力が不足していると判断されるおそれがあります。クレジットカードの審査では、借入状況が考慮される可能性があるからです。

クレジットカードの契約に関するルールを定めた「割賦販売法」では、カード会社に対して契約時に「支払可能見込額」を調査することを義務付けています。支払可能見込額は、1年間にクレジットカードの支払いに充てられると見込まれる金額のことです。

日本クレジットカウンセリング協会によると、支払可能見込額の計算には、年収やクレジット債務の状況、生活維持費などに加えて「預貯金借入状況や返済履歴なども考慮される場合もある」とされています。

支払可能見込額に借入状況が関係することの説明

※引用元:日本クレジットカウンセリング協会「消費者ローン・クレジットのルールが変わりました!

つまり、借金がある場合、「借金を返さなければならない分、クレジットカードの支払いに充てられるお金が少ない」とみなされ、返済能力が足りないと判断される可能性があると考えられます。

キャッシング枠は総量規制の対象になる可能性がある

クレジットカードにキャッシング枠を付けたい人は、現在の借入額に特に注意する必要があります。クレジットカードのキャッシング枠は、総量規制の対象になる可能性があるからです。

総量規制とは、「貸金業者からの借入金額の合計が年収の3分の1を超えてはならない」という貸金業法上のルールです。カード会社や消費者金融が発行するクレジットカードのキャッシング枠は、貸金業法に基づいて総量規制の範囲内でキャッシング枠が設定されます。

たとえば、年収300万円の人が貸金業者から借りられる上限額は100万円です。もし、消費者金融のカードローンで既に100万円借りていた場合は、新たにキャッシング枠を設定すると総量規制の上限を超えてしまうので、キャッシング枠は希望しても設定してもらえません。

既に借金がある人は、自身の年収や現在の借入状況を踏まえて、新たなキャッシング枠を希望しないことも検討してみましょう。

借入状況は隠すことが出来ない

消費者金融や銀行のカードローンやクレジットカードのキャッシングなど、クレジットカードの審査に影響する可能性がある借金について、借入額や返済状況を隠すことはできません。

割賦販売法では、クレジットカードの審査の際に個人信用情報機関が保有している「信用情報」を利用することが義務付けられています。信用情報とは、クレジットカードやローンの契約・支払いに関する客観的な取引事実をまとめた個人の情報です。

信用情報には、カードローンやクレジットカードのキャッシングなどの利用状況も記録されるため、クレジットカードの審査では借入額や返済状況が必ず確認されると言えます。

もし、クレジットカードの申し込み時に他社借入額を少なく申告したとしても、カード会社は信用情報を参照すれば正確な借入額を把握できます。申告された借入額と信用情報に記録された情報に大きなズレがある場合は虚偽申告を疑われるおそれもあるので、借入額は出来るだけ正確に申告しましょう。

3つの個人信用情報機関の間では情報交流が行なわれている

日本には株式会社シー・アイ・シー(CIC)、株式会社日本信用情報機構(JICC)、全国銀行個人信用情報センター(KSC)の3つの個人信用情報機関があり、3社の間では「CRIN」というシステムによって情報交流が行なわれています。そのため、どの個人信用情報機関に加盟している企業でお金を借りていても、その情報はクレジットカードの審査の際に見られる可能性があると言えます。

【CRINによる情報交流】

CRINの説明

※引用元:株式会社CIC公式サイト「信用情報の交流

たとえば、KSCに加盟している「銀行A」のカードローンでお金を借りている人が、CICに加盟している「カード会社B」のクレジットカードを申し込んだとします。カード会社Bは、CICが保有している申込者の信用情報を審査の際に照会します。

CICが保有する信用情報には、銀行Aのカードローンの情報は含まれていません。ただし、CICとKSCは相互に情報を交流しているので、カード会社BはKSCが保有する銀行Aの情報も参照できると推測されます。

つまり、借金に関する情報がどの個人信用情報機関で保有されていたとしても、クレジットカードの審査の際にはその情報が参照されると考えたほうが良いでしょう。

審査への影響は借金の種類によって異なる可能性がある

クレジットカードの審査では、個人信用情報機関に保管される信用情報が必ず参照されるため、借金に関する情報が信用情報に記録されていれば、クレジットカードの審査に何らかの影響を及ぼす可能性は否定できません。

ただし、借金が審査にどのように影響するかは、関連する法律や公開されている情報から分かる場合と分からない場合があります。全ての借金が同じように審査に影響するとは限らないので、それぞれの借金とクレジットカードの審査の関係を正しく理解しておきましょう。

クレジットカードのリボ払い・分割払い

クレジットカードでのショッピングは、カード会社から直接現金を借りる行為ではありませんが、金融庁の「基礎から学べる金融ガイド」では、クレジットカードの利用は借金であると説明されています。

クレジットとは、ショッピングなどの代金を後払いにすること、カード会社に立て替えてもらうことです。
つまり、「借金」ということになります。


※引用元:金融庁「基礎から学べる金融ガイド

所有しているクレジットカードのショッピング枠の利用状況は、信用情報に記録されます。特に、リボ払いや分割払いの残高がある場合、新しいクレジットカードの審査に影響する可能性があります。リボ払いや分割払いの残高は、返済能力の目安となる「支払可能見込額」の計算に関わるからです。

【支払可能見込額の計算式】
支払可能見込額=年収-生活維持費-リボ払いや分割払いを含むクレジット債務

支払可能見込額は上記の式で計算されるため、リボ払いや分割払いの残高が多く残っていると、支払可能見込額が少なくなり審査に悪影響を及ぼすおそれがあります。

もし、リボ払いや分割払いの残高が残っている状態で新しいクレジットカードの審査に落ちてしまった場合は、まずリボ払いや分割払いの返済を計画的に進めることを検討しましょう。

カードローンやクレジットカードのキャッシングによる借り入れ

消費者金融や銀行のカードローン、クレジットカードのキャッシングを利用すると、信用情報に借入額や返済状況の記録が残ります。そのため、カード会社は信用情報を参照することで、申込者が他社でお金を借りているかどうか確認できます。

仮に、年収に対して他社からの借入額が多いと判断された場合には、「返済能力に問題がある」とみなされて審査に悪影響を及ぼすおそれがあると考えられます。

カードローンやキャッシングによる借り入れがある人は、新しいクレジットカードに申し込む前に、借入残高を出来るだけ減らすよう心がけましょう。

住宅ローンや自動車ローン

住宅ローンや自動車ローンを利用している場合も、各ローンを提供している会社が加盟している個人信用情報機関に記録が残ります。そのため、カード会社はクレジットカードの審査の際、申込者が住宅ローンや自動車ローンを利用していることを把握できると考えられます。

ただし、住宅ローンや自動車ローンによる借り入れは、クレジットカードの審査における扱いがカードローンやキャッシングとは異なる可能性があります。住宅ローンや自動車ローンは、貸金業法における総量規制の対象外とされる「除外貸付け」にあたる借金だからです。

次の貸付けは、総量規制になじまない貸付けとして、総量規制の「除外貸付け」に分類されます。総量規制にかかわらず借入れが可能で、借入額が借入残高に算入されないため、その後の借入れには影響を与えません。
①不動産購入のための貸付け(いわゆる住宅ローン)
②自動車購入時の自動車担保貸付け(いわゆる自動車ローン)
(以下略)


※引用元:日本貸金業協会公式サイト「総量規制が適用されない場合について

住宅ローンや自動車ローンのように高額で返済が長期にわたる借り入れは、総量規制の対象には含まれません。一方、カードローンやクレジットカードのキャッシングは、原則として総量規制による規制対象です。

住宅ローンや自動車ローンが総量規制の対象外だからと言って、「クレジットカードの審査に影響しない」とは言い切れません。しかし、カードローンやキャッシングとは法律上の扱いが異なることから、クレジットカードの審査に与える影響も異なる可能性があると考えられます。

借金の有無だけでなく延滞の有無も審査に影響すると考えられる

借金がある場合、借入額だけでなく返済状況も個人信用情報機関に記録されるため、クレジットカードの審査の際には、延滞の有無もカード会社に把握されると考えられます。

もし、何らかの借金について期日通りに返済できていない「延滞」の記録が信用情報に残っていれば、「返済能力を超えた借り入れを行なっている」と捉えられ、クレジットカードの審査に悪影響を及ぼすおそれがあります。

借金の延滞に心当たりがある人は、後述する「個人信用情報機関への開示請求」を検討してみましょう。

日本学生支援機構の奨学金を延滞すると信用情報に記録が残る

日本学生支援機構の奨学金を借りている場合、延滞が3か月以上続くとその情報が信用情報に記録されます。

個人信用情報の取り扱いに関する同意書を提出している方のうち、貸与された奨学金を現在返還されている方で、延滞3か月以上の場合に個人信用情報機関に個人情報が登録されます。
(中略)
一般のローンでは、借用時に必ず登録することになっていますが、日本学生支援機構の奨学金の場合は、貸与者全員の個人情報を登録することはなく、上記に該当する延滞者本人のみ登録されます。


※引用元:日本学生支援機構公式サイト「個人信用情報機関に個人情報を登録する条件は何ですか。

日本学生支援機構の奨学金を借りていても、3か月以上の延滞の経験がなければ信用情報には記録が残らないので、クレジットカードの審査に影響することはありません。しかし、3か月以上の延滞を起こした場合は信用情報に延滞の記録が残ってしまうので、クレジットカードの審査に影響する可能性があります。

なお、日本学生支援機構はKSCに加盟しているので、延滞した場合はKSCが保有する信用情報に記録が残ることになります。

延滞の記録が残っているかは確認が可能

信用情報に延滞の記録が残っているかどうかは、個人信用情報機関に開示請求することで確認が可能です。各個人信用情報機関では、それぞれ以下のような情報を保有しています。

【個人信用情報機関と保有する情報の例】

個人信用情報機関 保有する情報の例
CIC ・クレジットカードの契約や支払いに関する情報
・消費者金融のカードローンの契約や支払いに関する情報
・ショッピングローンの契約や支払いに関する情報
・携帯電話本体端末代金の分割払いの契約や支払いに関する情報
JICC ・消費者金融のカードローンの契約や支払いに関する情報
・ショッピングローンの契約や支払いに関する情報
・クレジットカードの契約や支払いに関する情報
・携帯電話本体端末代金の分割払いの契約や支払いに関する情報
KSC ・銀行や信用金庫のカードローンの契約や支払いに関する情報
・日本学生支援機構の奨学金の延滞に関する情報

たとえば、JICCに加盟している消費者金融のカードローンで延滞した経験がある人は、JICCに開示請求すると、信用情報に延滞の記録があるかどうかを確認できます。

ただし、上記の表はあくまでも傾向で、企業によっては2社または3社の個人信用情報機関に加盟している場合もあります。その場合は、加盟している全ての個人信用情報機関に対して開示請求することを検討する必要があるでしょう。

開示請求の方法や手数料は個人信用情報機関によって異なるので、各機関の公式サイトにて確認してください。

延滞は利用履歴とは別に記録される

クレジットカードやローンなどの返済を延滞した場合、その情報はクレジットカードやローンの利用履歴とは別の情報として記録されます。

たとえば、CICに信用情報の開示請求をすると、次のような開示報告書を入手できます。

CICの開示報告書見本

※引用元:CIC公式サイト「信用情報開示報告書の見方

開示報告書の中で、直近2年間のクレジットカードやローンの利用履歴は「入金状況」に表示されますが、61日以上または3か月以上の延滞があると「お支払の状況」の「返済状況」欄に「異動」と記録されます。

なお、入金状況は直近2年間の記録しか保持されないため、2年を超えると記録は消えます。しかし、異動情報の保管期間は「契約期間中および契約終了後5年以内」とされているため、契約期間中と解約後5年間は延滞の記録が残っている可能性があります。

思い当たる借金はないが審査が不安な人は独自の特徴を持つカードを検討する

個人信用情報機関に記録される借り入れや延滞に心当たりがない人は、借金がクレジットカードの審査に影響する可能性は低いと考えられます。
それでもクレジットカードの審査が不安、という人は、次のいずれかのカードへの申し込みを検討してみましょう。

発行見込みを診断できる「アコムACマスターカード」

「アコムACマスターカード」は、クレジットカードの中で唯一、消費者金融が発行するクレジットカードです。アコムのカードローン機能が付いているカードですが、カードローンを使わずに、クレジットカードとしてショッピングだけに使うこともできます。

アコムACマスターカードの公式サイトには「3秒診断」という機能が用意されていて、カードを発行できる見込みがあるかどうかを申し込み前に診断できます。

3秒診断に必要な情報は、「年齢」「年収」「他社借入額」の3つだけです。必要事項を入力して「診断開始」を押した後、「お借入れできる可能性が高いです」と表示されれば、アコムACマスターカードを発行できる可能性があります。

審査に通過できるか不安な人は、まずは3秒診断から試してみると良いでしょう。

ただし、アコムACマスターカードは支払い方法が自動的にリボ払いになる「リボ払い専用カード」です。一括払いを選択できる他社のクレジットカードとは支払いの面で異なる部分があるので、申し込み前に違いをよく理解するようにしてください。

  • カード発行・年会費永年無料
  • 収入があればアルバイト・パートでもOK
  • カード発行可能か分かる3秒診断あり

インターネットから申込後、全国にある自動契約機「むじんくん」で即日カード受取可能なため、すぐにクレジットカードを利用したい人は便利。

三井住友カードの特殊な1枚「三井住友カードRevoStyle」

三井住友カードRevoStyleは、三井住友カード株式会社が自社単独で発行するクレジットカードの中で唯一、リボ払い利用者向けに作られているカードです。創業55年の歴史を誇る三井住友カード株式会社の中でも、特殊な位置づけのクレジットカードであると言えます。

昨今のキャッシュレス化の広がりに伴いクレジットカードの利用者も増加しており、支払手段の一つであるリボ払いも今まで以上に利用が増えてきております。
そこでリボ払いをご利用いただいているお客様がこれまで以上に「安心・便利」にご利用いただけることをコンセプトに、新たなカードを発行することといたしました。

※引用元:三井住友カード公式サイト「リボ払い専用「三井住友カード RevoStyle(リボスタイル)」発行開始

リボ払いは、月々の支払い額を一定にして支払いの負担を調整できる支払い方法です。そのため、三井住友カードRevoStyleは、自分のペースで利用代金を支払いたい人をターゲットとして発行されていると考えられます。

ただし、三井住友カードRevoStyleはリボ払い専用カードなので、一括払いを利用できる他のクレジットカードとは異なる部分があります。三井住友カードRevoStyleの発行を検討している人は、申し込み前に特徴をよく確認するようにしてください。

  • 年会費永久無料
  • 安心と安全のお買い物保険が付帯
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三井住友カードが発行しているリボ払い専用カード。お得な入会キャンペーン実施中♪

自身に合うカードを探したい人はカードシミュレーションを利用してみる

弊社では、これまで紹介したクレジットカード以外も含めて、自身に合うクレジットカードを探す助けとなるシミュレーションツールを提供しております。

シミュレーションツールでは、性別、職業、年収、年代、クレジットカードの発行速度、気になるポイントの6つの項目で自身に該当するものを選択すると自身の状況やニーズに合ったカードを探すことができます。

自身に合うクレジットカードを探して申し込みたい人は、シミュレーションツールを活用してみてください。

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まずは目の前の借金を返すこと・増やさないことに集中しよう

クレジットカードの利用も、「カード会社に立て替えてもらった代金を後から返済しなければならない」という点では、借金と変わりありません。すでに借金をしている人でクレジットカードが必要な人は、まずは借金を滞りなく返済して、借入額を少しでも減らすことを優先しましょう。

また、借金を返済してクレジットカードを発行する際も、キャッシング枠を希望しない、あるいは必要最低限の金額で設定するなどして、安易な借り入れを増やさないよう心がけましょう。

監修者 午堂 登紀雄

人物 米国公認会計士 午堂 登紀雄
氏名 午堂 登紀雄
職業 米国公認会計士
保有資格 USCPA(米国公認会計士)
プロフィール

中央大学経済学部卒業後、東京都内の会計事務所、大手流通企業を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファーム『アーサー・D・リトル』で経営コンサルタントとして活躍。
2004年に独立起業。株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズ、株式会社エデュビジョンを設立し、個人投資家、ビジネス書作家としても活動している。