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ブラックを確認してクレジットカードを作る方法

2021年現在、俗に「ブラック」と言われる、クレジットカードやローンなどの返済が困難になったり強制解約されたりして信用を失った状態の人は、クレジットカードの審査に通過することは困難です。ブラックと呼ばれる状態に該当する場合でも「必ず審査が通るクレジットカード」や、「ブラックでも作れるクレジットカード」は存在しないからです。また、審査なしで作れるクレジットカードもありません。

ただし、そもそも「ブラック」という言葉は公的機関やカード会社の公式サイトでは使われていません。そのため、自身がブラックだと思っていても、実際にはそうではない場合もあります。また、過去にブラックの状態だった人でも、時間が経って過去のクレジットカードやローンの契約に関する情報が消えれば、クレジットカードを発行できる可能性があります。

そこでこの記事では、「ブラック」と呼ばれる状態がどういうものなのか、自身がブラックかどうかをどのように確認すればよいかを説明します。併せて、自身の状態がブラックに該当しない場合と、ブラックに該当する場合のそれぞれについて、対処方法も紹介します。

「ブラック」とは信用を失った状態を指す俗称

「ブラック」とは、延滞や強制解約などの履歴が信用情報に記録されていて、信用を失った状態を指す俗称です。「信用情報」とは、クレジットカードやローンに関する客観的な取引事実の記録のことで、個人信用情報機関と呼ばれる企業で管理されています。

クレジットカード契約に関するルールを定めた「割賦販売法」では、消費者が自身の支払い能力の範囲内でクレジットの利用ができるよう、カード会社に対して契約の際に個人信用情報機関の信用情報を確認することを義務付けています。そのため、クレジットカードの審査では、信用情報が必ず確認されます。

クレジット会社は、この指定信用情報機関に利用者のクレジット利用に関する信用情報を提供する義務があり、クレジット契約を締結する際には、消費者の他社のクレジット債務の額や支払状況を調査するために、指定信用情報機関が提供する信用情報を利用する義務を負います。

このように指定信用情報機関で信用情報が記録・管理されることによって、消費者にとっては、クレジットの支払いの延滞などの信用情報が記録された場合、将来のクレジット利用に影響を及ぼす可能性があります。

※引用元:政府広報オンライン「消費者の安心・安全を守るクレジット契約の新ルール~改正割賦販売法~

政府広報オンラインでは、延滞などの情報が信用情報に記録されていると、クレジットの利用に影響する可能性があるとされています。信用情報の確認は支払い能力の調査のために行なわれることを踏まえると、延滞などの情報が記録されていることで「支払い能力を超えたクレジット利用がある」と判断されてクレジットカードやローンの契約を見送られるおそれがあると考えられます。

このように、クレジットカードやローンなど消費者の信用に基づく契約が困難になっていると推測される状態が、俗に「ブラック」と呼ばれています。

「ブラックリスト」というリストは存在しない

「ブラックリストに載っている状態」のことを指して「ブラック」と表現されることもありますが、「ブラックリスト」という名前のリストは存在しません。実際に、個人信用情報機関の一つである株式会社シー・アイ・シー(CIC)の公式サイトでも、「ブラックリストという名のリストは保有していない」と明言されています。

当社が保有する信用情報に、ブラックリストという名のリストはありません。
保有しているのは、客観的な取引事実を表す信用情報になります。信用情報には、お支払いが遅れた場合に、その内容が事実として反映されます。

※引用元:CIC公式サイト「支払いが遅れると、ブラックリストとしてCICに登録されるのですか?

個人信用情報機関で保有されているのは客観的な取引事実を表す情報のみで、その中に「ブラックリスト」というリストはありません。そのため、「ブラックリストに載っている」と呼ばれる状態かどうかは、信用情報の内容をもとに自身で判断する必要があります。

個人信用情報機関に記録される情報の例

個人信用情報機関に記録される情報としては、以下のようなものがあります。

【個人信用情報機関に記録される情報の例】

たとえば、クレジットカードやローンの返済を61日以上または3か月以上延滞すると、CICやJICC(株式会社日本信用情報機構)といった個人信用情報機関に保管される信用情報に、「異動情報」として記録が残ります。

また、電気料金、水道料金などクレジットカードで支払っている公共料金の支払いを滞納すると、クレジットカードの利用代金を延滞することになるため、信用情報に記録が残ってしまいます。

個人信用情報機関に記録されない情報の例

何らかの支払いが遅れると必ず個人信用情報機関に記録が残るわけではありません。たとえば、以下のような場合は個人信用情報機関に情報が記録されません。

【個人信用情報機関に記録されない情報の例】

家賃や公共料金、税金などを口座振替や払込票を利用して支払っている場合、その支払いの履歴は個人信用情報機関で管理されません。そのため、支払いが遅れたとしても情報が信用情報に残りません。

また、携帯電話の利用料金のうち支払い状況が信用情報に記録されるのは、本体端末代金の分割払いのみです。通話料やデータ通信料など、本体代金以外の携帯電話の利用料金をクレジットカード以外で支払っている場合は、その支払いが遅れても信用情報に記録は残りません。

個人信用情報機関に保管されている情報を確認する方法

自身の信用情報にどのような情報が記録されているかを確認するには、個人信用情報機関への開示請求が必要です。日本には3つの個人信用情報機関があり、それぞれの機関が保有している情報には次のような傾向があります。

【個人信用情報機関と保有している情報の例】

たとえば、楽天カードで利用代金を延滞した経験がある人は、楽天カード株式会社が加盟しているCICとJICCに延滞の記録が残っている可能性があります。そのため、延滞の情報がクレジットカードの審査に影響する可能性があるかどうかを確認するには、CICかJICCへの開示請求が必要です。

なお、上記はあくまでも傾向なので企業によっては当てはまらない場合もあります。たとえば、楽天銀行はCIC、JICC、KSCの3社すべてに加盟しているため、楽天銀行カードローンの返済を延滞している人は、KSCだけでなくCICやJICCへの開示請求も検討する必要があるでしょう。

それぞれの個人信用情報機関に対する情報開示請求の方法と手数料は、次の通りです。

【個人信用情報機関への開示請求の方法】

個人信用情報機関 開示方法 開示手数料(税込) 支払方法
CIC インターネット 1,000円 クレジットカード払い
郵送 定額小為替証書
※開示手数料に追加で手数料が必要
窓口 500円 現金
JICC スマートフォンアプリ 1,000円
※開示結果の郵送に速達や本人限定受取郵便を利用する場合は、追加料金がかかる
・クレジットカード払い
・コンビニ払い
・ペイジー対応ATMでの支払い
・オンラインバンキングでの支払い
※クレジットカード払い以外は開示手数料に追加で手数料が必要
郵送 ・クレジットカード払い
・定額小為替証書
※定額小為替証書は開示手数料に追加で手数料が必要
窓口 500円 現金
KSC 郵送 1,000円
※開示結果の郵送に速達を利用する場合は、追加料金がかかる
・本人開示手続き利用券(コンビニで購入可能)
・定額小為替証書
※いずれの場合も、開示手数料に追加で手数料が必要

個人信用情報機関によって、利用できる開示請求の方法や手数料の支払い方法が異なります。また、状況によっては窓口での開示請求を中止している場合があります。開示請求の詳細は、個人信用情報機関各社の公式サイトで確認しましょう。

ブラックではないけど審査が不安な人は独自の特徴を持つカードを検討する

支払い能力を疑われる原因になり得る情報が信用情報に載っていない人は、いわゆるブラックではありません。そのため、俗にブラックと呼ばれる状態であることが原因で、クレジットカードの審査に落ちる可能性は低いと言えます。

ブラックには該当しないことが確認できたけれどもクレジットカードの審査は不安、という人は、次のいずれかのカードへの申し込みを検討してみましょう。

発行見込みを診断できる「アコムACマスターカード」

「アコムACマスターカード」は、クレジットカードの中で唯一、消費者金融が発行するクレジットカードです。アコムのカードローン機能とショッピング機能を利用でき、利用限度額がカードローンとショッピングの合計で最大800万円までで設定されるのが特徴です。

アコムACマスターカードの公式サイトには「3秒診断」という機能が用意されていて、カードを発行できる見込みがあるかどうかを申し込み前に診断できます。

3秒診断に必要な情報は、「年齢」「年収」「他社借入額」の3つだけです。必要事項を入力して「診断開始」を押した後、「お借入れできる可能性が高いです」と表示されれば、アコムACマスターカードを発行できる可能性があります。

審査に通過できるか不安な人は、まずは3秒診断から試してみると良いでしょう。

ただし、アコムACマスターカードは支払い方法が自動的にリボ払いになる「リボ払い専用カード」です。一括払いを選択できる他社のクレジットカードとは支払いの面で異なる部分があるので、申し込み前に違いをよく理解するようにしてください。

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  • カード発行可能か分かる3秒診断あり

インターネットから申込後、全国にある自動契約機「むじんくん」で即日カード受取可能なため、すぐにクレジットカードを利用したい人は便利。

三井住友カードの特殊な1枚「三井住友カードRevoStyle」

三井住友カードRevoStyleは、三井住友カード株式会社が自社単独で発行するクレジットカードの中で唯一、リボ払い利用者向けに作られているカードです。創業55年の歴史を誇る三井住友カード株式会社の中でも、特殊な位置づけのクレジットカードであると言えます。

昨今のキャッシュレス化の広がりに伴いクレジットカードの利用者も増加しており、支払手段の一つであるリボ払いも今まで以上に利用が増えてきております。
そこでリボ払いをご利用いただいているお客様がこれまで以上に「安心・便利」にご利用いただけることをコンセプトに、新たなカードを発行することといたしました。

※引用元:三井住友カード公式サイト「リボ払い専用「三井住友カード RevoStyle(リボスタイル)」発行開始

リボ払いは、月々の支払い額を一定にして支払いの負担を調整できる支払い方法です。そのため、三井住友カードRevoStyleは、自分のペースで利用代金を支払いたい人をターゲットとして発行されていると考えられます。

ただし、三井住友カードRevoStyleはリボ払い専用カードなので、一括払いを利用できる他のクレジットカードとは異なる部分があります。三井住友カードRevoStyleの発行を検討している人は、申し込み前に特徴をよく確認するようにしてください。

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三井住友カードが発行しているリボ払い専用カード。お得な入会キャンペーン実施中♪

自身に合うカードを探したい人はカードシミュレーションを利用してみる

弊社では、これまで紹介したクレジットカード以外も含めて、自身に合うクレジットカードを探す助けとなるシミュレーションツールを提供しております。

シミュレーションツールでは、性別、職業、年収、年代、クレジットカードの発行速度、気になるポイントの6つの項目で自身に該当するものを選択すると自身の状況やニーズに合ったカードを探すことができます。

自身に合うクレジットカードを探して申し込みたい人は、シミュレーションツールを活用してみてください。

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ブラックに該当する可能性がある人がクレジットカードを作るまでの流れ

俗に「ブラック」と呼ばれる状態になっていると考えられる人は、クレジットカードを発行したい場合は、下記の手順を参考にしてください。

  1. クレジットカードやローンの延滞を解消する
  2. 個人信用情報機関の情報が消えるまで5~10年待つ
  3. 定職について安定した収入を得る

クレジットカードやローンの利用代金を延滞している場合、延滞が解消されなければ信用情報に延滞の情報が残り続けます。そのため、クレジットカードやローンの支払いを延滞している人がクレジットカードを作るには、まずは何らかの手段で延滞を解消しなければなりません。

クレジットカードやローンの延滞が解消できたら、信用情報から記録が消えるまで待ちましょう。信用情報から延滞などの記録が消えた人であれば、クレジットカードの審査に通過できる可能性があります。

クレジットカードやローンの延滞を解消する

クレジットカードの利用代金やローンでの借入などの返済を延滞している人は、まずは延滞している状態を解消する必要があります。自身で返済できる見込みがあれば、計画的に返済を行ないましょう。

自身で返済できる見込みが立たない場合は、国が設立した相談機関である「法テラス」へ問い合わせてみてください。

法テラスでは、借金を含むさまざまな法的なトラブルについて、解決するためのサポートを受けられます。電話、窓口、メールの3種類の問い合わせ方法があり、利用料は無料です。

なお、日本クレジット協会の公式サイトでも、クレジットの支払いが難しくなった場合の対処方法として、相談機関を利用することが挙げられています。

業界団体・消費者団体等の消費者相談窓口に相談をすることができます。ただし、解決するのは自分自身ですから、自力での解決を前提に、最善の対処方法についてのアドバイスを求めるという姿勢でのぞみましょう。

※引用元:日本クレジット協会公式サイト「クレジットの支払いをするのが難しくなった。どうしたらよいか?

 

個人信用情報機関の情報が消えるまで5~10年待つ

個人信用情報機関に記録された情報は、情報が誤りである場合を除いて、自身の意思で削除することはできません。そのため、個人信用情報機関から情報が消えるには、情報の保管期間が過ぎるのを待つしかありません。

クレジットカードやローンの契約・支払いに関する情報は、最長5年~10年の間、個人信用情報機関に記録されます。

【情報の保管期間の例】

個人信用情報機関 保管される情報の例 情報の保管期間
CIC 延滞 契約期間中および契約終了後5年以内
保証履行
破産
JICC 延滞 【契約日が2019年9月30日以前の場合】
当該事実の発生日から5年を超えない期間
【契約日が2019年10月1日以降の場合】
契約継続中及び契約終了後5年以内
※債権譲渡の事実に係る情報については、契約日にかかわらず当該事実の発生日から1年以内
保証履行
破産
KSC 延滞 契約継続中及び契約終了後5年を超えない期間
不渡情報 第1回目不渡は不渡発生日から6か月を超えない期間
取引停止処分は取引停止処分日から5年を超えない期間
官報情報 破産・民事再生手続開始決定の日から10年を超えない期間

たとえば、2018年にクレジットカードを解約した人は、最長で2023年まではそのクレジットカードの契約や支払いの履歴がCICやJICCに残っている可能性があります。

定職について安定した収入を得る

カード会社は、クレジットカードの審査の際に、申込者に返済能力があるかどうかを調査します。定職についていて安定した収入があると、返済能力を認めてもらえる可能性が高まると考えられます。

そのため、個人信用情報機関から情報が消えるのを待つ間に、定職について安定した収入を得られるようにしておきましょう。

デビットカードやプリペイドカードは審査なしで発行できる場合がある

デビットカードは、カードの利用と同時に銀行口座から現金が引き落とされる、即時払い方式のカードです。一方、プリペイドカードとは、事前にお金を支払ったりチャージしたりすることで商品やサービスの購入に使える、前払い方式のカードです。

デビットカードとプリペイドカードは、原則としてカード会社が一時的に支払いを立て替える必要がありません。そのため、一部の券種を除いてクレジットカードのような審査なしで発行できます。

審査なしで発行できるデビットカードやプリペイドカードであれば、カードの発行前に信用情報を確認されないので、いわゆる「ブラック」であることがカード会社に知られる心配もないと考えられます。

なお、クレジットカードと同じようにVisaやJCBといった国際ブランドが付いているデビットカードやプリペイドカードであれば、コンビニやスーパー、飲食店など各国際ブランドの加盟店での支払いに利用できます。