クレジットカードを知る

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クレジットカードの基礎知識

学生がクレジットカードを利用する際に注意すべき危険性

クレジットカードは高校生を除く満18歳以上であれば発行できるので、未成年や大学生・専門学生でもクレジットカードを利用できます。

しかし、クレジットカードは数万円単位の買い物でもカード一枚で支払えるなど買い物で便利に使える反面、使いすぎや不正利用といった注意すべき危険性(リスク)もあります。

この記事では、学生向けにクレジットカードを利用する際に注意すべき危険性をまとめましたので、クレジットカードの利用を考えている学生の方は参考にしてください。

クレジットカードの危険性(リスク)とは

クレジットカードは手元に現金がなくても支払いが可能な便利な決済手段で、現金とは異なる危険性(リスク)が存在します。学生はクレジットカードのリスクを理解した上でクレジットカードを利用してください。

クレジットカードのリスクは、金銭感覚がマヒすることで使いすぎてしまう危険性、フィッシング詐欺による個人情報の漏洩の危険性、不正利用による危険性です。

金銭感覚のマヒによって使いすぎる危険性

クレジットカードは後払い型の支払方法であるため、利用限度額の範囲内であれば、所持金や通帳の預金残高がなくても商品を購入できます。
そのため、クレジットカードは日々の支払いで多用していると金銭感覚のマヒが生じやすく、自分が支払える金額以上に使いすぎるリスクがあります。

また、学生の場合、クレジットカードの利用限度額は5万円~30万円まで設定されることが多いです。しかし、学生は、クレジットカードを複数発行することで、カードの利用限度額を増やすことができます。
たとえば、利用限度額が10万円のクレジットカードと、利用限度額が5万円のカードを持っていた場合は、2つ合わせて最大15万円分の買い物ができます。

クレジットカードの使いすぎは返済の遅れや返済不能になるリスクを高めます。
カードで利用可能な額が増えると、金銭感覚ない学生の方はクレジットカードを使いすぎる危険性が高まります。そのため、使い過ぎが不安な学生はクレジットカードを複数発行するのは控えましょう。

分割・リボ払いによる危険性

分割払いとは、クレジットカードを利用する際に支払回数を指定して支払う方法です。
3万円の利用代金を3回払いする場合は、毎月1万円ずつ3か月間支払いますが、利用代金とは別に分割払いの金利手数料が発生します。

分割払いの金利手数料はカード会社ごとに支払回数によって異なります。 一例として、三井住友カードは2回から24回までの分割払いが可能、金利手数料は12.00%~14.75%です。
ちなみに、2回払いまでの分割払いは金利手数料がかかりません。

リボ払いとは、クレジットカードの利用料金や使用回数に関わらず、毎月、予め決められた一定の金額(弁済金)と金利手数料を返済していく方法です。

リボ払いでは弁済金に応じて返済期間が変わります。弁済金が少額であれば返済期間が長くなり、返済期間が長くなると金利手数料がその分かさみます。

リボ払いの金利手数料はカード会社ごとに異なりますが、三井住友カードの場合は15.00%です。リボ払いの金利手数料は分割払いの金利手数料より高いです。

分割払いやリボ払いは、クレジットカードの利用代金のうち一定の金額と金利手数料を支払えば翌月に利用代金を全額支払う必要がないため、毎月の返済額にゆとりができることから一括払いよりも金銭感覚がマヒしやすいです。

特にリボ払いは分割払いのように「残りの支払い回数が何回か」は定まっていないので、借金をしている自覚がないまま高額の金利手数料を支払い続ける危険性もあります。

フィッシング詐欺による個人情報の漏洩の危険性

フィッシング詐欺とは、銀行やカード会社を装ってメールを送信し、受信者にニセのホームページにアクセスさせてクレジットカードの番号や暗証番号を入力させる詐欺のことです。
盗まれた個人情報は不正ログインやなりすましなどの犯罪に悪用されます。

フィッシング詐欺によってクレジットカードの番号が漏洩した場合、勝手に買い物をされるなどの金銭的被害に遭うリスクが高いです。

盗難やスキミングによる不正利用の危険性

クレジットカードは盗難やスキミングによる不正利用のリスクがあります。
スキミングとは、クレジットカードの情報を読み取る機能を持った機械を使って、カードに記録されている会員番号や口座番号といった各種データを盗み取る犯罪手口です。
盗まれたデータは偽造クレジットカードの作成に使われ、偽造カードによる金銭的被害に遭う危険性があります。

スキミングの場合、盗まれるのはカード本体ではなくカードの情報だけなので、スキミングの被害に気づきにくく、実際に不正利用されてから初めてスキミングの被害に遭っていたことを知るケースがほとんどです。

クレジットカードは1枚で数万円~数百万円単位の高額な買い物ができます。便利な決済手段ですが、クレジットカートは盗難やスキミングによる不正利用のリスクが高いので、利用明細を定期的にチェックするなど取扱には注意しましょう。

返済が遅れるとブラックリストに載る

クレジットカードを使用する上で一番大きなリスクは「使いすぎ」ですが、使いすぎによってクレジットカードの返済が遅れるとブラックリストに載ります。20歳以上の成人だけでなく、18歳~19歳の未成年でもブラックリストに載ります。

金融機関におけるブラックリストとは、クレジットカードやローンの利用時に返済の遅れや破産などの通常とは異なる状態があったと個人信用情報機関に登録されることを指します。
返済の遅れや破産などは金融事故と呼ばれ、金融事故の情報は事故情報と呼びます。

個人信用情報機関は、消費者の個人情報(氏名や住所等)やクレジットカード・ローンの利用履歴といった「個人信用情報」を管理している企業です。
個人信用情報機関は、銀行・クレジットカード会社(信販会社)・貸金業者(消費者金融)といった個人信用情報機関に加盟している銀行や会社に対して、クレジットカードの発行やローンの契約を申し込んだ申込者の個人信用情報を開示します。

そのため、ブラックリストに載る(個人信用情報機関に事故情報が登録される)と返済能力が低いと判断され、クレジットカードの新規発行ができなくなる、住宅ローンを組めなくなるケースがあります。

就職活動時に影響があることも

カード会社や銀行への就職を希望する学生は、ブラックリストに載ることで就職活動に影響が出る可能性があります。

カード会社や銀行は業務上独自に個人信用情報を収集しており、収集した個人信用情報を個人信用情報機関に提供しています。
通常、個人信用情報は本人の同意がなければ開示されませんが、カード会社や銀行は自社が持っている個人信用情報を確認することが可能です。

カード会社や銀行への就職を希望する学生は、該当のカード会社や銀行のクレジットカード・ローン商品で金融事故を起こさないように注意してください。

奨学金を新規に申し込む際に影響がある

学生がブラックリストに載ると、奨学金の新規申し込みの際に奨学金の審査に落ちる可能性が高くなります。
現在受給している奨学金には問題ありませんが、ブラックリストに載った学生は「海外留学のための奨学金に新規申し込みをしたが奨学金の審査に通らない」というリスクもあるので注意しましょう。

カード会社が提供する不正利用・使いすぎ対策

カード会社は、使いすぎのリスクや不正利用の危険性を考慮して、利用限度額の引き下げや、不正利用補償や盗難保険といったサービスを提供しています。

利用限度額を引き下げることができる

クレジットカードを使いすぎると返済不能に陥る危険性、ブラックリストに載るリスクがあります。特に学生の方は社会人よりも収入が少なく不安であるため、自分の収入以上にクレジットカードを使いすぎてしまうリスクが高いです。

学生の方は、使いすぎ防止のために利用限度額を引き下げましょう。カード会社は、使い過ぎ防止のためカード会員から利用限度額の引き下げ欲求があった場合、限度額を引き下げてくれます。

クレジットカードは利用限度額を超える買い物はできず、利用限度額いっぱいまで利用するとクレジットカードを支払いに使うことができなくなります。
クレジットカードの利用限度額を低く設定しておけば、お金を使いすぎることがなくなります。

不正利用補償や紛失・盗難保険が付帯する

不正利用補償とは、クレジットカードの盗難・偽造による不正利用の被害金額を補償するサービスです。
紛失・盗難保険とは、クレジットカードの紛失・盗難による不正利用の被害金額を補償するサービスです。

クレジットカードには不正利用補償及び紛失・盗難保険が必ず付帯しているので、カードの裏面に署名していない・暗証番号を誕生日など推測されやすい番号していた等の過失がない限り、被害者が不正利用による被害金を支払う必要はありません。

クレジットカードの不正利用が発覚したらまずクレジットカード会社に連絡して、カードの利用を停止しましょう。クレジットカードを利用停止することで、不正利用の被害の拡大を防げます。

クレジットカードの利用を停止した後は警察に被害届を提出します。カード会社や警察の調査で不正利用が認められると、不正利用の被害金額が返金され、新しいクレジットカードが発行されます。

クレジットカードのメリット

クレジットカードは現金と異なるリスクがあるように、現金と異なるメリットがあります。使いすぎや盗難・紛失に注意して使用すれば、クレジットカードは学生でも現金よりも便利でお得な決済手段として使用できます。

ポイントが貯まる

クレジットカードは利用金額に応じて0.5%~1%程度のポイントが貯まります。
たとえば、ポイント還元率1%のクレジットカードで100万円の買い物をすると1万円分のポイントを獲得できます。ポイントは通常1ポイント=1円の価値があり、電子マネーや商品券に交換可能なほか、支払いにも使用できます。

ポイントを交換して得た電子マネーや商品券で代金を支払う、支払いにポイントを利用することで現金を節約できるので、ポイント還元率は値引率とも言えます。
「1円でもお得に買い物をしたい」と考える学生の方は現金よりもクレジットカード支払いがおすすめです。

クレジットヒストリー(クレヒス)ができる

クレジットヒストリーとは、クレジットカードの利用履歴(利用代金・利用頻度・返済状況等)のことで、個人信用情報機関に記録される情報です。
クレジットヒストリーは、国内の金融機関におけるクレジットカードやローンの審査の際に参照され、金融機関はクレヒスが良好な方(滞りなく返済している方)=返済能力が高い方と判断します。

良好なクレヒスを積むと、金融機関からの信頼度が増し、将住宅ローンやクレジットカードの審査に通過しやすくなります。
そのため、将来的に住宅ローンを組みたい学生、ゴールドカードを持ちたい学生は、在学中からクレジットカードを利用して良好なクレヒスを作りましょう。

オンラインでの即時決済が可能

クレジットカードは、Amazonや楽天などのインターネットショッピングや、LINEスタンプの購入やスマホアプリの課金などのオンラインサービス利用時の決済手段として便利です。

代金引換の場合は代金引換手数料が発生しますし、コンビニ決済やギフトコードの購入が必要な場合はコンビニに行く手間がありますが、クレジットカードは自宅で即時決済が可能です。
クレジットカードは銀行やATMに行って現金を引き出す必要もないので、各種手数料を節約したい学生や、決済を簡略化したい学生におすすめです。

ショッピング補償がある

ショッピング補償とは、クレジットカードで購入した商品の盗難・破損を購入日から一定期間(目安として90日間)保障するサービスです。
たとえば、「買ったばかりの時計を盗まれてしまったケース」では、現金で購入した場合の補償はありませんが、ショッピング補償が付帯するクレジットカードで購入した場合では補償が適用されます。

高額の買い物をする予定のある学生の方はショッピング補償が付帯するクレジットカードで購入しましょう。

日本国内・海外での旅行傷害保険がある

クレジットカードによっては、日本国内または海外旅行時に適用される傷害保険が付帯します。
たとえば、学生におすすめの学生専用ライフカードは年会費が無料で最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯するクレジットカードです。

三井住友カード(旧クラシックカード)Aの場合、年間250円(税抜)を支払うと海外旅行傷害保険は最高2,500万円までにグレードアップし、最高2,000万円の国内旅行傷害保険も付帯します。

旅行傷害保険が付帯する年会費無料のクレジットカードは保険料を節約したい学生におすすめです。

デビットカード

クレジットカードは即時決済が可能という大きなメリットがありますが、利用限度額いっぱいまで使いすぎてしまうリスクがあります。
使いすぎのリスクを減らしたい学生の方はデビットカードを利用しましょう。

デビットカードは自分の預金口座にある金額までしか利用できず、決済に利用するとリアルタイムで口座から現金が引き落とされます。
お金の流れがわかりやすく、自分の預金以上に使いすぎることはありませんので、デビットカードはクレジットカードよりも金銭感覚が狂いにくく、返済不能に陥るリスクもありません。

三菱UFJデビット

不正利用補償で安心
海外でも利用可能
15歳から申し込み可能

※三菱UFJ銀行の口座1つにつきJCBデビットかVISAデビットのどちらか1枚の発行です。

※三菱UFJ銀行の口座1つにつきJCBデビットかVISAデビットのどちらか1枚の発行です。

三菱UFJデビットは、三菱UFJ銀行が発行しているデビットカードです。デビットカードとはカードで商品を購入した際に、利用代金が銀行の預金口座から、即座に引き落とされるカードです。デビットカードは預金口座からの引き落としとなるため、口座に入金している金額以上の買い物はできない仕組みになっています。そのため、預金口座に預けておく金額を予め決めておけば、お金を使い過ぎる心配もありません。

三菱UFJ-VISAデビットはカードが盗難・偽造等によって不正利用された場合、連絡日より60日前での損害について年間100万円まで保証してくれます。また、ショッピングも充実しており、三菱UFJ-VISAデビットを利用して購入した商品の破損と盗難を年間100万円まで保証してくれます。

三菱UFJデビットは国際ブランドVISAとJCBを採用していることから、海外のVISA加盟店またはJCB加盟店で利用可能です。

ただし、海外利用する場合には下記の手数料が発生します。

三菱UFJ-VISAデビット:海外ATM利用手数料:110円/回(消費税込)、海外事務手数料:取引金額の3.05%」三菱UFJ-JCBデビット:<海外利用時の手数料>JCBが定める基準レートにJCBが指定した料率(1.6%)と三菱UFJ銀行所定の海外事務手数料(3.05%)を上乗せしたレートで円貨換算します。<海外ATM利用手数料>110円(消費税込)/1回 ※別途ATM設置機関の所定の自動機手数料が必要な場合があります。
申し込みは中学生を除く15歳以上からでき、高校生の方でも三菱UFJデビットを入手できます。