クレジットカードを知る

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クレジットカードの基礎知識

2枚目のクレジットカードの作り方

「利用シーンに応じてカードを使い分けたい」などの理由から、2枚目のクレジットカード発行を検討している人もいるのではないでしょうか。2枚目のクレジットカードを発行するとき「どうやって使い分ければいいのか」「そもそも、周りの人は何枚のカードを持っているのか」など、気になることはいろいろありますよね。

結論から言うと、クレジットカードを2枚保有している人は多いと考えられます。JCBが2021年の2月に発表した調査によればクレジットカードの平均保有枚数は約3枚とのことなので、2枚持つことに問題はありません。

クレジットカードを2枚持つことには「カードを利用できる範囲が広がる」「利用できる特典の数が増える」などのメリットがあります。
一方、「ずさんな支払管理をすると利用額を把握できなくなるおそれがある」などの危険性もあります。
そのため、2枚目のクレジットカードを発行するときは、カードを2枚持つメリットや注意点を理解してから申込手続きを始めるのがいいでしょう。

この記事では「周りはクレジットカードを何枚持っているの?」「みんなどうやってクレジットカードを使っているの?」などの疑問に対して、各種データを基にその回答を紹介します。

クレジットカードは大きく2種類に分けられる

クレジットカードの種類は、カードの発行元に応じて「プロパーカード」と「提携カード」の2つに分けることができます。
経済産業省が発表している「キャッシュレス関連用語集」において、プロパーカードと提携カードは以下のように説明されています。

プロパーカード(proper card)
広義では、クレジットカード発行会社が他社との提携によらず独自に発行しているクレジットカードを指す。
【加えて】
狭義では、国際ブランドのライセンスを持つ会社自体が発行するカードのこと。例えば、アメリカン・エキスプレス・カード、JCB 自身が発行するクレジットカードがそれにあたる。プロパーカードは発行停止やポイント制度の大幅変更などが起きにくい
(中略)
提携カード
クレジットカード発行会社がその他の企業と提携して発行するクレジットカードのこと。
【加えて】
提携先はショッピングセンターや航空会社など様々でカードの種類も多い。提携先のお店での優待や割引が受けられる。

※引用:経済産業省「キャッシュレス関連用語集

どちらもクレジットカードという点では同じですが、プロパーカードと提携カードでは特徴が異なります。
2枚目のクレジットカード発行を検討している人は、それぞれの違いや特徴を理解した上で申し込むカードを選ぶのがいいでしょう。

クレジットカードの平均保有枚数

2枚目のクレジットカード発行を検討している人の中には「そもそも、クレジットカードを2 枚持つことはできるの?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、審査に通過すればクレジットカードを2枚持つことは可能です。JCBが発表している「クレジットカードに関する総合調査」によれば、クレジットカードの平均保有枚数は2016年以降3枚前後で推移している様子がうかがえます。

クレジットカードの平均保有枚数



※引用:JCB公式サイト「クレジットカードに関する総合調査~2020年度版 調査結果レポート

JCBの調査には、回答者の5%は7枚以上のクレジットカードを持っていることも記されています。審査にさえ通過できれば、クレジットカードは制限なく何枚でも持てることを覚えておきましょう。

1枚目と2枚目のカードは同じカード会社のものでなくても問題ない

2枚目に発行するクレジットカードは、1枚目のクレジットカードを発行しているカード会社のものと同じでなくても問題ありません。
楽天カードと三井住友カード、三井住友カードとJCBカードなど、組み合わせは自由に選択できます。

同じカード会社のクレジットカードを持つこと、異なるカード会社のクレジットカードを持つことの双方にメリットがあります。
2枚目のクレジットカードを発行したい人は「同じカード会社のクレジットカードを持つメリット」「異なるカード会社のクレジットカードを持つメリット」をどちらも理解したうえで、発行するカードを選ぶのがいいでしょう。

同じカード会社のクレジットカードを持つメリット

同じカード会社のクレジットカードを持つメリットのひとつに、 支払管理が楽になる点が挙げられます。

異なるカード会社のクレジットカードを持つ場合は、異なる会員サイトにアクセスしてそれぞれの支払額を自分で確認し、計算する必要があります。
一方、同じカード会社のクレジットカードを持つ場合は、同一の会員サイト内に2枚のカード利用額を合算した金額が書かれているケースが多いので、まとめて管理しやすい可能性が高いです。

そのため、支払額の管理を楽にしたい場合は、1枚目と同じカード会社のクレジットカードを保有する方がいい可能性があります。
支払管理を楽にしたいけど別々のカード会社のクレジットカードを持ちたいという場合は、複数のクレジットカードの支払額を一括管理できる「マネーフォワード」のようなアプリを使うことも検討してみましょう。

異なるカード会社のクレジットカードを持つメリット

一方、異なるカード会社のクレジットカードを持つと、クレジットカードで買い物できる金額の上限がアップする可能性があります。

同じカード会社のクレジットカードを保有する場合、1枚目と2枚目のカード利用限度額は共通になります。
事実、アプラスの公式サイトにあるよくある質問には、以下のような質問と回答が掲載されています。

件名 【クレジットカード】 複数枚アプラスカードを持っている場合、限度額(ご利用可能枠)はカードごとに設定されていますか。

回答 弊社のカードを複数枚お持ちの場合は、お持ちのカードの最も高いご利用枠を複数枚合わせてのご利用枠とさせていただいております。それぞれのカードのご利用枠の範囲内かつ合算のご利用枠内までご利用いただけます。

※引用:アプラス公式サイト「よくあるご質問

たとえば、利用限度額100万円のクレジットカードを持っている状態で、同じカード会社のクレジットカードを追加発行すると仮定します。
この場合、2枚目のカードにも50万円や100万円の枠が新たに設けられ、1枚目のカードと合わせて150万円や200万円の買い物ができるのではと考えたくなりますが、そうはなりません。

同じカード会社のクレジットカードを2枚以上発行する場合、利用限度額が最も高いカードの利用限度額が上限となります。
そのため、仮に利用限度額が100万円のカードと50万円のカードを持っているとした場合、2枚合わせたカードの最高利用限度額は150万円ではなく100万円となり、2枚目のカードは1枚目のカードの限度額内でのみ利用できます。図で表すと以下のようなイメージになります。

【利用限度額のイメージ】

利用限度額のイメージ

たとえば、1枚目のカードで70万円分の利用がある場合、2枚目のカードで利用できるのは30万円までです。2枚目のカードで50万円を使おうとすると合計が120万円となり、1枚目のカードの上限を超えてしまうため、上限いっぱいまで使うことはできません。
1枚目のカードで100万円の利用限度額を使い切っている場合、2枚目のカードを利用することはできません。

同じカード会社のカードを2枚発行する場合はこうした制約がありますが、異なるカード会社のクレジットカードを発行する場合、利用限度額は別々に設定されます。
1枚目の利用限度額が100万円、2枚目の利用限度額が50万円だった場合は合計で150万円まで買い物できるので、全体で見れば利用限度額をアップできると言えるでしょう。

ただし、三菱UFJニコスが発行するクレジットカードはブランドごとに利用限度額が定められます。
そのため、三菱UFJニコスが発行するクレジットカードを複数枚持っていたとしても、異なるブランドのカードであれば利用限度額は別で発行されます。
三菱UFJニコスが発行するカードの利用限度額に関する詳細は、三菱UFJニコスの公式サイトで確認してください。

クレジットカードを2枚持つことのメリット

では、クレジットカードを2枚持つとどんないいことがあるのでしょうか。JCBが発表した統計を見ると、その理由を垣間見ることができます。

クレジットカードを持つ理由

※引用:JCB公式サイト「クレジットカードに関する総合調査~2020年度版 調査結果レポート

グラフを見ると、2枚目のカードを利用する理由の上位3つは「ポイントやマイルが貯めやすいから」「入会金・年会費が他社と比較して安いから(無料を含む)」「自分のよく利用するお店で割引などのサービスがあるから」です。
これらの理由を目的にカードを選んでいる可能性があることを踏まえると、2枚目のカードを利用している人たちは「ポイントやマイルが貯まりやすいカード」「自分が利用するお店で割引などのサービスがあるカード」のうち、年会費が自分にとって負担にならないものを選んでいる可能性があると推測できます。

この推測をもとに考えた2枚目のクレジットカードを持つメリットは、以下のとおりです。

【2枚目のクレジットカードを持つメリット】

ひとつひとつのメリットについて、具体的に見ていきましょう。

クレジットカードを利用できる機会が増える可能性がある

クレジットカードは、保有しているカードに付帯する国際ブランドの加盟店でしか利用できません。VISAのクレジットカードが利用できるのはVISAの加盟店のみですし、アメリカン・エキスプレス(アメックス)のクレジットカードが利用できるのはアメックスの加盟店のみです。

クレジットカードの加盟店数は、国際ブランドによって以下のように異なります。

【国際ブランドの加盟店数】

国際ブランド 加盟店数
VISA 約7,000万店舗
Mastercard 約7,000万店舗
Union Pay(銀聯) 約6,200万店舗
Discover 約5,100万店舗
アメックス 約4,400万店舗
JCB 約3,500万店舗
ダイナースクラブ 約3,400万店舗

※出典:Mastercard公式サイト「2020年 グローバル・ブランド別加盟店数

JCBやダイナースクラブには、VISAやMastercardでは使えない旅行やエンタメに関する特典が付帯するという特徴があるものの、加盟店数についてはVISAやMastercardの約半数しかありません。
そのため、「VISAやMastercardは使えるけどJCBやダイナースクラブは使えない」という店舗があることが推測できます。

VISAとMastercardしか使えないお店で、JCBやダイナースクラブを使って買い物をすることはできません。
しかし、「VISAとJCB」「ダイナースクラブとMastercard」など、異なる国際ブランドのカードを持っていれば、クレジットカードを使って買い物できる可能性があります。

国際ブランドの異なるクレジットカードを持っていればいるほど、カードを使った買い物ができる確率は高くなります。
そのため、さまざまな場所でクレジットカードを利用したいのであれば、カードを2枚持つ意味があると言えるでしょう。

追加発行の場合は年会費が通常より安くなることがある

アメックスやダイナースクラブが付帯するクレジットカードを持っている人は、VISAやMastercardが付帯するカードを通常よりも安い年会費で発行できることがあります。

たとえば、三菱UFJニコスはアメックスブランドの三菱UFJカードを持っている人に対して、VISA・Mastercard・JCBのカードを通常よりも安い年会費で発行するサービス(デュアルスタイル)を行っています。
ダイナースクラブを発行している三井住友トラストクラブも、ダイナースクラブ会員に対してMastercardを年会費無料で追加発行するサービス(コンパニオンカード)を提供しています。

国際ブランドが異なるクレジットカードの発行を検討している人は、保有しているカードに追加カード発行のサービスがないか調べてみるのがよさそうですね。

ポイントプログラムを使い分けることができる

クレジットカードに付帯するポイントプログラムや優待はカードによって異なります。そのため、複数のカードを持っているとポイントプログラムの使い分けが可能になります。

ポイントプログラムを使い分けることのメリットについて、楽天カードとヤフーカードを使い分ける例で説明します。それぞれのカードには、以下のような特徴があります。

【楽天カードとヤフーカードの特徴】

カード名 ポイントの特徴
楽天カード カード利用額100円(税込)につき1ポイント
楽天市場の場合はカード利用額100円(税込)につき3ポイント
ヤフーカード カード利用額100円(税込)につき1ポイント
Yahoo!ショッピングの場合はカード利用額100円(税込)につき3ポイント

上記のような特徴があるので、楽天市場で10,000円の商品を購入したときに獲得できるポイントは、カードによって以下のとおり異なります。

【楽天市場を利用したときに獲得できるポイントの比較】

楽天カード 10,000÷100×3=300ポイント
ヤフーカード 10,000÷100=100ポイント

楽天市場を利用したときに獲得できるポイントは、ヤフーカードよりも楽天カードの方が多くなります。
続いて、Yahoo!ショッピングを利用するときに獲得できるポイントは以下のとおり異なります。

【Yahoo!ショッピングを利用したときに獲得できるポイントの比較】

楽天カード 10,000÷100=100ポイント
ヤフーカード 10,000÷100×3=300ポイント

Yahoo!ショッピングを利用した時に獲得できるポイントは、ヤフーカードよりも楽天カードの方が多くなります。

楽天カードしか持っていない場合、Yahoo!ショッピングを利用するときにポイント3倍の恩恵を受けることはできません。一方、ヤフーカードしか持っていない場合、楽天市場を利用してもポイント3倍の恩恵を受けることはできません。

しかし、楽天カードとヤフーカードの両方を持っていれば、カードを使い分けることでどちらの特典も利用できます。
そのため、楽天市場もYahoo!ショッピングも同じくらい利用するのであれば、カードを2枚持つメリットはあると考えられます。

今回はインターネットショッピングでの例を用いましたが、この例はコンビニやショッピングモールなど、他の業種にも当てはまります。

たとえば、セブン-イレブンとファミリーマートをよく使うのであれば、セブンカード・プラスとファミマTカードを持つことで両方の特典を利用できます。
マルイとPARCOをどちらもよく使うのであればエポスカードとPARCOカードを持つことで両方の特典を利用できます。
「コンビニはファミリーマート、ショッピングはマルイ、スーパーマーケットはイオンを利用する」というのであれば、ファミマTカード、エポスカード、イオンカードと計3枚のカードを使い分けるという選択肢もあるでしょう。

2枚目のクレジットカード発行を検討している人は、自分がよく使う店舗を改めて思い出し、そこで使える特典が付帯するクレジットカードを作るのがいいかもしれませんね。

追加発行できる付帯カードの数が増える可能性がある

クレジットカードを2枚以上持っていると、付帯カードを発行できる可能性が高くなります。付帯カードとはクレジットカードに紐づけて発行できるカードのことで、具体的には以下のようなカードがあります。

【付帯カードの例】

たとえば、消費者金融のアコムが発行する「アコムACマスターカード」は、家族カードやETCカードを発行できません。
しかし、楽天カードや三井住友カード、JCBカードなど、家族カードやETCカードを発行できるクレジットカードを持てば、アコムACマスターカードの特典を利用しながら家族カードやETCカードも利用できるようになります。

なお、銀聯カードとは、中国発の国際ブランドである「銀聯」を付帯したクレジットカードのことです。2021年7月現在、銀聯カードを追加発行できるのは三井住友カードと三菱UFJニコスしかありません。

利用できる付帯特典の数が増える可能性がある

クレジットカードを2枚以上持っていると、より多くの付帯特典を利用できる可能性が高くなります。クレジットカードに付帯する特典は、カードによって異なるからです。

【クレジットカードに付帯する特典の例】

特典の名前 概要
旅行傷害保険 国内旅行や海外旅行中に発生した病気・ケガなどを、一定の条件に基づいて補償する保険
ショッピング保険 当該カードで購入した商品が破損・盗難などの被害に遭った時、一定の条件に基づいて商品代金を補償する保険
各種商品やサービスの優待 映画館やアミューズメントパークなどの利用代金が割引される特典や、旅行のパッケージツアー代やその他商品の代金が割引になるサービスなど

たとえば、三菱UFJニコスが発行するVIASOカードには海外旅行傷害保険が付帯しますが、国内旅行傷害保険は付帯しません。
そのため、JCBカードやビューカードなど、国内旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードを発行することで、海外旅行のときだけでなく、国内旅行のときにもカード付帯の旅行傷害保険を利用できるようになります。

2枚目に発行するクレジットカードの選び方

2枚目のクレジットカードを発行するメリットは、1枚目のカードにない機能を補完できる点にあります。
そのため、2枚目に発行するクレジットカードを選ぶときは、1枚目のカードに付帯していない機能や特典があるものを選ぶのがいいでしょう。

年会費無料や割引で発行できるカードを用途別に紹介

JCBの調査結果からは、年会費が安いもしくは無料のクレジットカードを求めている人が多いことが判明しました。
そこで、年会費無料もしくは割引が適用されるものの中から、2枚目のカードとして役立ちそうなクレジットカードを編集部独自の基準に基づいてピックアップしました。

デュアル発行で年会費が通常よりも安くなる三井住友カード

三井住友カードは、三井住友カード株式会社が発行するクレジットカードです。セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドなどで利用すると、ポイント還元率が通常の5倍(※)になる特典などがあります。

三井住友カードには、同一カードを異なる国際ブランド(VISAとMastercard)で発行できる「デュアル発行」という機能があります。
具体的には、三井住友カード ゴールド(VISA)と三井住友カード ゴールド(Mastercard)の両方を発行するなどの例が挙げられます。

デュアル発行で2枚目のカードを作ると、年会費が通常よりも安くなる特典があります。デュアル発行した場合、2枚目の年会費はカードの種類によって以下のように異なります。

【2枚目の三井住友カードの年会費】

カード名 年会費(税込。本会員の場合)
三井住友カード プラチナ 5,500円
ゴールド 2,200円
ゴールド(NL) 5,500円
プライムゴールド 1,100円
一般(NL) 無料
一般 275円
一般(学生) 在学中:無料
卒業後:275円
一般A(学生) 入会初年度:無料
翌年度〜卒業まで:275円
卒業後:275円

※出典:三井住友カード公式サイト「年会費(VisaとMastercardを2枚お申し込みの場合

三井住友カードの国際ブランドはVISAかMastercardから選択できます。なお、デュアル発行の三井住友カードに付帯させる国際ブランドに、1枚目と同じものを選ぶことはできません。
1枚目の三井住友カードに付帯する国際ブランドがVISAの場合、2枚目のカードに付帯させる国際ブランドはMastercardとなります。
1枚目の三井住友カードに付帯する国際ブランドがMastercardの場合、2枚目のカードに付帯させる国際ブランドはVISAとなります。

前述のとおり、VISAとMastercardはどちらも世界に約7,000万店舗の加盟店を擁しており、使える店舗の数では同率1位となっています。
そのため、三井住友カードを2枚保有すれば、世界中のどこに行ってもクレジットカードで買い物できる可能性が高くなるでしょう。

※一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元にならない場合あり。
※一部Visaのタッチ決済・Mastercardコンタクトレスがご利用いただけない店舗あり。

三井住友カード デビュープラスはデュアル発行ができない

三井住友カード デビュープラスは、デュアル発行できないクレジットカードです。三井住友カード デビュープラスの国際ブランドはVISAしか選択できないので、異なる国際ブランドでカードを発行することができません。

しかし、三井住友カード デビュープラスには「条件達成で年会費が無料」「獲得できるポイントが三井住友カードの2倍」「満26歳以上の初回カード更新時にプライムゴールドへと自動的に切り替わる」など、三井住友カードにはない特徴があります。
満25歳以下の人しか発行できないという制限はあるものの、これらの特典に魅力を感じる人であれば、三井住友カード デビュープラスを発行するメリットはあると言えるでしょう。

三井住友カード デビュープラスについてさらに詳しい情報を知りたい人は、三井住友カード デビュープラスの記事を参考にしてください。

自動付帯の海外旅行傷害保険が付帯するエポスカード

エポスカードは、株式会社エポスカードが発行するクレジットカードです。株式会社エポスカードは、ファッションビルの「マルイ」を運営する株式会社丸井などと同じ「丸井グループ」に所属しているので、エポスカードを持っているとマルイで優待を利用できます。

エポスカードには、年会費無料にもかかわらず海外旅行傷害保険を自動付帯するという特徴があります。
そのため、オリコカード・ザ・ポイントやアコムACマスターカード、イオンカードなど、海外旅行傷害保険を付帯しないクレジットカードを保有している人は、エポスカードを追加発行することで海外旅行傷害保険を利用できるようになります。

楽天市場で利用すると獲得できるポイントが3倍になる楽天カード

楽天カードは、楽天カード株式会社が発行するクレジットカードです。カード利用額100円(税込)につき1ポイントを獲得できるのが基本ですが、楽天市場で利用した場合は100円につき3ポイント、楽天トラベルで利用した場合は100円につき2ポイントになるのが特徴です。

楽天カードは、2021年6月から2枚目のカード発行に対応し始めました。VISA・Mastercard・JCB・アメックスの中から好きな国際ブランドを選べるほか、引き落とし口座を別々に設定できるのが特徴です。
2枚目のカードを利用して貯めたポイントは、1枚目のカードを利用して貯めたポイントと合算されます。

ただし、現在保有しているカードの種類によっては2枚目のカードを発行できないケースがあります。
2枚目の楽天カード発行を検討している人は、楽天カードの公式サイトを事前に確認しておきましょう。

独自の特徴を持つアコムACマスターカード

アコムACマスターカードは、消費者金融のアコムが発行するクレジットカードです。国内で発行されているクレジットカードのほとんどはクレジットカード会社によって発行されていますが、アコムACマスターカードは消費者金融が発行するクレジットカードという点に特徴があります。

アコムACマスターカードでは、アコムのカードローン機能とショッピング機能を利用できます。利用限度額の合計はカードローンとショッピングで最大800万円です。

ただし、アコムACマスターカードは支払方法が自動的にリボ払いになる「リボ払い専用カード」です。
一括払いを選択できる他社のクレジットカードとは支払いの面で異なる部分があるので、申し込み前に公式サイトを確認して違いを理解しておきましょう。

クレジットカードを2枚持つ際の注意点

クレジットカードを2枚持つときは「利用額や年会費の管理を適切に行う」「紛失・盗難などのトラブルに注意する」などを意識することが大切です。クレジットカードを2枚持つ際の注意点について、以下で詳しく説明します。

利用額の管理

2枚のクレジットカードを持っている場合、無計画にカードを使い続けると支払金額が予想を大幅に超える危険性があります。
そのため、2枚のクレジットカードを保有する際は、それぞれのクレジットカードの支払額を適切に管理することが大切です。

同じカード会社のクレジットカードを保有する場合は、スマートフォン向けのアプリを利用することで合計の支払額を把握できる可能性があります。
異なるカード会社のクレジットカードを保有する場合は「マネーフォワード」や「Zaim」といった家計簿アプリを利用することで、合計の支払額を把握できる可能性があります。

クレジットカードの2枚持ちを検討している人は、支払額の管理方法をカード発行前に確認しておくのがいいでしょう。

年会費の管理

クレジットカードを2枚保有する場合は、各カードの年会費にも気を配るのがいいでしょう。利用頻度の低いカードの年会費が高額な場合は、毎年無駄な支払いを続けることになるおそれがあるからです。

ゴールドカードやプラチナカードなど、カードのランクが高くなるほど年会費も高額になる傾向があります。
ゴールドカードやプラチナカードを保有している人は、ランク高いカードを保有する意味があるのかを、適宜検討し続けるのがいいかもしれませんね。

紛失・盗難

利用頻度の低いクレジットカードがある場合、そのカードが紛失・盗難の被害に遭ったとしても気づかないおそれがあります。そのため、クレジットカードを2枚保有する場合は、カードの管理に対して特に注意深くなる必要があるでしょう。

クレジットカード会社は、紛失・盗難の報告を受けるための専用ダイヤルを持っていることがあります。
クレジットカードの2枚持ちを検討している人は、万が一の事態に備えてカード会社の紛失・盗難ダイヤルを事前にチェックしておきましょう。

ポイントの有効期限

クレジットカードを2枚持つ際は、それぞれのカードで貯まるポイントの有効期限にも注意しましょう。ポイントの有効期限はカード会社によって異なるからです。

三井住友カードやJCBカード、エポスカードなど、ポイント有効期限は獲得月から2年間のものが多いですが、オリコカード・ザ・ポイントのように有効期限が獲得月から1年間と短いものもあります。ポイントの有効期限を把握していないと、ポイントを使えないまま消滅させてしまうおそれがあるので、注意しましょう。

2枚目のカードを発行するときも審査は行われる

カード会社には、申込者に対して返済能力を超えない範囲内でカードを利用させる「過剰与信防止義務」が課せられています。

「過剰与信防止義務」とは、消費者がクレジットの支払いのために日々の生活に困窮したり、住宅などの財産を手放したりすることなく、自分の支払い能力を超えない範囲で安心してクレジットの利用ができるよう、クレジット会社に対して、消費者の支払い能力を調査する義務を負わせ、その範囲内で与信をさせることです。

※引用:政府広報オンライン「消費者の安心・安全を守るクレジット契約の新ルール ~改正割賦販売法~

過剰与信防止義務が課せられている関係上、カード会社は申込者に対してクレジットカードを発行するときに審査を行う必要があります。
そのため、2枚目以降のクレジットカードを発行するときも、1枚目のカードを発行したときの同様の審査が行われると考えられます。

カード会社はクレジットカードの審査基準を公表していないので、審査の際に何がチェックされているのかを知ることはできません。
とはいえ、再三にわたって支払遅延を繰り返すような人にカードを発行しないであろうことは推測できます。

そのため、1枚目と同じカード会社のクレジットカードを発行する場合、すでに保有しているカードの利用履歴がチェックされる可能性があることは頭に入れておくのがよさそうですね。

監修者 伊藤 亮太

人物 ファイナンシャルプランナー伊藤亮太
氏名 伊藤 亮太
職業 ファイナンシャル・プランナー
保有資格 CFP
DCアドバイザー
証券外務員
プロフィール

証券会社にて営業や経営企画部門、社長秘書などの業務に加えて、投資銀行業務にも携わる。
現在は独立系のファイナンシャル・プランナーとして、資産運用と社会保障を主に、相談・執筆・講演を行なっている。これまでの公演先には金融庁・日本証券業協会・大阪取引所・SBI証券・東海労働金庫・スルガ銀行など、金融業界で多数あり。