更新日 : 2023.05.30
PayPay(ペイペイ)で借りる
2020年5月、PayPay株式会社はカードローンをPayPayのアプリに追加しました。借りたお金をPayPay残高にチャージしたり、ATMから現金での受け取りもすることができるため、PayPay払いを利用している方や急いでいる方に向いています。
注意していただきたいのは、お金を借りるには新たにカードローンの契約が必要で、申込手続きをしたり審査を受けたりすることが必要な点です。そこで、PayPay銀行のカードローンの特徴とともに、審査や申込手続きの流れについても解説していきます。
PayPayのアプリからPayPay銀行カードローンに申し込める
PayPayアプリにはPayPay銀行が提供するカードローン(PayPay銀行カードローン)に申し込みを行なえる機能が備わっています。
【PayPay(ペイペイ)の機能を経由してPayPay銀行カードローンに申し込むまでのイメージ】
引用元:PayPay株式会社「「PayPay」トップ画面アイコンからジャパンネット銀行が提供するカードローンの申し込みや借り入れが可能に | PayPay株式会社」
※画像内のジャパンネット銀行とは、2021年4月にPayPay銀行が社名を変更する前の名称のことです。
PayPayのアプリにある「お金を借りる」から手続きを進めた場合、申込先はPayPay銀行カードローンとなります。つまり、PayPayアプリを経由してカードローンの契約を申し込んでいる状況です。
PayPay銀行カードローンを利用した後には、1日ごとに利息が発生し続けます。なじみのあるアプリを経由しているからと言って、返済の見込みを立てずに利用しないよう心掛けてください。
PayPay専用100日間無利息キャンペーンが用意されている
PayPay銀行カードローンを初めて契約する場合、初回借入日から30日間利息が発生しない「無利息特約」が適用されます。
そして、PayPayのアプリを経由して申し込みを行ない、PayPay銀行カードローンを初めて契約する場合は、その無利息特約に加えて、70日間分の利息がキャッシュバックされる「PayPay専用100日間無利息キャンペーン」が適用されます。
PayPay専用100日間無利息キャンペーンとは、初回借入日から100日以内に発生した分の利息がキャッシュバックされるキャンペーンのことです。
【PayPay専用100日間無利息キャンペーンの仕組み】
引用元:PayPay銀行「「PayPay」トップ画面アイコンからジャパンネット銀行が提供するカードローンの申し込みや借り入れが可能に | PayPay株式会社」
たとえば、本来1日に100円の利息がかかると想定した場合、既定の無利息特約のみ適用されれば30日分の3,000円の利息が発生しません。
同条件でPayPay専用100日間無利息キャンペーンが適用された場合だと、3,000円の利息が発生しないうえに、キャンペーンの期間内に支払った7,000円分の利息が後日キャッシュバックされる仕組みです。
そのため、PayPay専用100日間無利息キャンペーンが適用されている期間内に完済すれば、支払った利息はすべてキャッシュバックされます。
PayPay銀行対応ATMだといつでも手数料無料
PayPayのアプリを利用して借入をする際は、利用者の口座にお金が振り込まれることで融資が行なわれます。PayPay銀行に対応するATMであれば、 借りる金額にかかわらず手数料無料で現金を借りることが可能です。
【 PayPay銀行カードローンの借入に対応するATMの一覧】
- セブン銀行ATM
- ローソン銀行ATM
- イオン銀行ATM
参照元:PayPay銀行「【カードローン】借入方法を教えてください。」
一般的には現金を引き出す際、引き出す金額が3万円未満の場合でも165円~330円(税込)の手数料が発生します。
しかし、PayPay銀行カードローンでは、セブン銀行やローソン銀行、イオン銀行のATMで、手数料無料で借入の手続きを行なえるのです。
PayPay銀行カードローンの審査に通るための条件
PayPay銀行のカードローンの審査に通るための条件には、年齢や収入における利用条件を満たすことがあります。
【PayPay銀行カードローンの利用条件】
- 申込時の年齢が20歳以上70歳未満である
- 仕事をしていて、安定した収入がある(配偶者に安定した収入があれば申込可能)
- PayPay銀行の普通預金口座を持っていること
- 一定の審査基準を満たし、SMBCコンシューマーファイナンス(株)の保証を受けられること
参照元:PayPay銀行「【カードローン】申し込みにあたって、何か条件はありますか。」
PayPay銀行のカードローンの審査に通るための収入の条件は、仕事をしていて安定した収入があることです。安定した収入についてPayPay銀行に問い合わせたところ、「アルバイトなどで仕事をしており、定期的に収入を得ていること」と回答が得られました。
そのため、正社員やフリーターなどとして働いており、定期的に収入を得ていれば、安定した収入があるとみなされると考えられます。
PayPay銀行の口座を持っていない場合は口座開設が必要
審査に通るには「PayPay銀行の普通預金口座を持っていること」が条件です。とはいえ、PayPayのアプリからカードローンの申し込みをする際は、口座開設の手続きも当時に可能です。
【PayPay銀行の普通預金口座の開設手続きの手順】
1.アプリの機能の「お金を借りる」をタップする
2.「PayPay銀行の口座がない方」をタップする
3.メールアドレスを入力して送信する
4.PayPayローン申込専用URLが記載されたメールが届く
5.名前や生年月日といった個人情報を入力して送信する
6.口座開設の手続きが完了する
PayPay銀行の普通預金口座を開設する際は、名前や生年月日といった個人情報の入力が必要となります。入力した情報に誤りがあると判明した場合は、開設の申し込みが正しく受理されないため、正しい情報を入力するようにしましょう。
在籍確認の電話は必ずかかってくる
PayPay銀行のカードローンの審査では、必ず在籍確認の電話連絡があります。
勤務先に「PayPay銀行の○○です」とかかってきた電話連絡に対し、本人が対応できれば在籍を証明できます。普段は勤務先への電話に出ない人は、同僚などに「PayPay銀行から電話が来たら対応しておいて」と伝えておくのがよいでしょう。
【在籍確認が完了する回答の例】
・申込者本人が電話に対応する
・勤務先の人に在籍している旨を伝えてもらう
なお、PayPay銀行カードローンの在籍確認は、銀行名+担当者名で行なわれます。
【在籍確認に関する記載】
お申し込みにあたってのご注意
審査にあたり、「銀行名+担当者名」でご登録の勤務先電話番号に在籍確認のお電話をします。
引用元:PayPay銀行「【口座がある方】契約の流れ - カードローン - PayPay銀行」
審査ではクレジットカードやスマホの支払いの延滞を確認される
PayPay銀行の「カードローン規定」には、「返済能力などの判断のために信用情報を照会する」との旨が記載されています。
信用情報にはクレジットカードやスマホの支払い履歴が残っており、当然ながら延滞などの情報も記録されています。
返済能力の判断を目的として信用情報を照会しているため、信用情報として登録された情報がPayPay銀行カードローンの審査に影響を与える可能性はあります。
スマホで申し込んでお金を借りるまでの流れ
【PayPayで借入するときの流れ】
1.アプリやWebから申し込む
2.アプリか郵送で本人確認資料を提出する
3.仮審査・本審査が行なわれる
4.審査結果がメールで通知される
5.手続き完了のメールが届いた後に借入が可能
参照元:PayPay銀行「【口座がある方】契約の流れ - カードローン - PayPay銀行」
借入の申し込みにはまず、PayPayのアプリやWebサイトからの申し込みが必要です。本人確認資料を提出したら、PayPay銀行の担当者による審査が実施されます。
その後、審査の合否にかかわらずメールで結果が通知され、審査に通っていればPayPay銀行から手続き完了のメールが届いて借入が可能となります。
PayPayのアプリもしくはWebサイトから申し込む
PayPayのアプリもしくはWebサイトからカードローンの申し込む際には、アプリの機能にある「お金を借りる」のページから申込手続きを行なえます。
【申込手続きに入力する情報の例】
- 名前や生年月日
- 勤務先の住所や電話番号
- 年収
- 現時点の借入状況 など
入力した情報に誤りがあると発覚した場合、PayPay銀行カードローンの申し込みが正しく受理されません。PayPayのアプリからカードローンに申し込む際には、正しい情報を入力するようにしてください。
PayPay銀行へ申込後に本人確認資料を提出する
PayPayのアプリもしくはWebサイトから申し込んだ後は、以下のような本人確認資料を原則として1点提出する必要があります。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 各種健康保険証
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
参照元:PayPay銀行「本人確認資料について - PayPay銀行」
アプリからアップロードする場合、提出可能な本人確認資料が運転免許証・マイナンバーカード・各種健康保険証の3つに限られます。一方、郵送の場合、提出する書類はコピーに限られますが、パスポートや在留カードなどの書類も利用可能です。
PayPay銀行から収入証明書の提出が求められる場合もある
PayPay銀行の「【ローン】収入証明書提出条件の変更について」には、他社のローンと合わせて借りている金額が300万円を超える場合は収入証明書の提出が必要との旨が記載されています。
PayPay銀行に提出する収入証明書は、給与所得者または個人事業主によって異なります。
【給与所得者が提出する収入証明書】
- 最新年度の源泉徴収票
- 最新年度の住民税課税決定通知書
- 最新年度の住民税課税証明書
- 発行から3か月以内の給与明細
参照元:PayPay銀行「収入証明書の提出について - PayPay銀行」
【個人事業主が提出する収入証明書】
- 最新年度の確定申告書
- 最新年度の納税証明書(その1、その2)
- 最新年度の住民税課税決定通知書
- 最新年度の住民税課税証明書
参照元:PayPay銀行「収入証明書の提出について - PayPay銀行」
仮審査の結果は最短60分で通知がくる
PayPay銀行のカードローンに申し込んだ後には、最短60分で審査の回答がメールで届きます。そして、銀行の営業日である土日祝を除いた、最短翌営業日に本審査の結果が回答される仕組みです。
借りたお金はPayPay残高にチャージして利用できる
PayPay銀行での手続きが完了した後に借入が開始できます。PayPay銀行から借りたお金は、PayPay残高にチャージしたり、ATMなどで出金したりできます。
【借りたお金をチャージ・出金する方法】
1、PayPayのアプリもしくはWebサイトで「借りる・借り入れ」を選択
2、自身の銀行口座に融資を受けるよう手続き
2、PayPayのアプリのホーム画面から「チャージ」を選択
3、チャージ方法として「銀行口座」を選択
4、チャージしたい金額を入力
5、その場でチャージが反映される
PayPay銀行では、口座への振り込みによって融資の依頼が可能です。そして、PayPay銀行の口座へ振り込みが行なわれた後に、PayPayにチャージしたり、ATMなどで出金したりできます。
借入の手続きがスマートフォンで完結するため、借入をする際に電話で申請をしたり店頭に出向いたりすることなく、借入可能です。