お金を知る

更新日 : 2022.10.25

キャッシュレス

クレジットカードでお金を借りる「キャッシング」の利用方法と返済方法

クレジットカードでお金を借りる「キャッシング」とは、ショッピング枠とは別に設定されるキャッシング枠を利用することを言います。つまり、キャッシング枠が設定されているカードを持っていれば、すぐにコンビニのATMなどで借入することも可能です。

キャッシング枠が付帯していなくても、手持ちのカードにキャッシング枠を付帯できれば、借入できます。新規でカードを契約し、キャッシング枠を付帯することも可能です。

なお、クレジットカードのキャッシングの利用方法や返済方法は、ショッピングとは異なる部分があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

クレジットカードのキャッシングとは

クレジットカードのキャッシング枠を利用すれば、設定された利用枠の範囲内で借入できます。

手持ちのカードにキャッシング枠が付帯しているなら、即日での借入も可能です。キャッシング枠の有無は、会員ページまたはカードの発行時に送付された書類などから確認できます。

必要な手続きを済ませられれば、カードでキャッシングすることは可能です。具体的には、キャッシング枠がない場合には新たにキャッシング枠の申し込みが、カードそのものを持っていない場合は新規発行が必要になります。

契約後もキャッシング枠を付帯できる

キャッシング枠は、クレジットカードの契約後にも付帯できます。キャッシング枠を付帯するには、利用するカード会社にての公式サイトや会員ページから申し込みの手続きが必要です。

キャッシング枠を付帯するには審査に通る必要があり、審査時には返済能力を調査されます。これは、キャッシング枠の契約時に申込者の返済能力を調査することが義務付けられているからです。

審査時には、収入を証明する書類などが必要となる場合があります。担当者から提出を求められた場合は、忘れずに提出しましょう。

クレジットカードが手元にない場合は新規発行が必要

クレジットカードが手元にない場合は、新規に申し込みをしてカードを発行する必要があります。

新規にカードを発行する場合は、申込時に希望するキャッシングの利用枠を忘れずに申告しておくようにしましょう。一般的に、申込時のキャッシング枠は、申込者が希望しない限り、0円に設定されるからです。

カードを受け取るまでにかかる時間は会社にもよりますが、1週間前後程度かかる場合があります。急ぎの事情がある場合は、発行までにかかる時間を踏まえて、希望のタイミングまでに発行可能な商品かどうかも確認しておきましょう。

なお、クレジットカードの新規発行をするには、本人確認や信用情報の調査を行ないます。そのことから、即日中に発行できないクレジットカードもあるので注意が必要です。

最短即日発行可能なクレジットカードの例

クレジットカードの新規発行には1週間前後かかる場合もあり、発行までに時間がかかると、希望するタイミングでの借入が難しくなります。

そのため、カードを新規発行する際、急ぎの事情がある場合は、最短即日発行に対応しているかを選ぶ基準にするのも手です。

最短即日発行可能なカードと発行・受け取りまでの期間などは「最短即日発行できるクレジットカード!即日受取可能で審査が早い 」で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

クレジットカードのキャッシングの利用方法

クレジットカードのキャッシングの利用方法には「現金引き出し」と「口座への振込」の2種類の方法があります。

【クレジットカードのキャッシングの利用方法の例】

※それぞれのリンクをクリックすると詳細の説明に移動できます。

利用する場合、コンビニや金融機関のATMから現金を引き出す方法、あるいは電話やインターネットから依頼して指定した口座への振込を依頼する方法があります。

利用方法 は、借入ごとに利用者が自由に選ぶことができます。とはいえ、近くにATMがない場合は現金引き出しよりも振込による借入の方が利用しやすいなど、利用者の状況によって適した方法が異なる場合もあります。

いずれの方法も利用可能な場合は、「手元に現金が必要な場合はATM」「口座にお金を入れておきたい場合は振込」など希望する借り方に応じて利用方法を使い分けるとよいでしょう。

コンビニや金融機関のATMでの現金引き出し

クレジットカードのキャッシングを使えば、コンビニや金融機関のATMから現金を引き出して借入できます。借入する際は、手持ちのクレジットカードをATMに挿入し、画面の案内に従って手続きを行なえば、手続きは完了です。

利用可能なATMについては、利用するクレジットカード会社にもよりますが、全国対応のクレジットカード会社5社を調査した範囲では、 全国に店舗がある銀行やコンビニなどのATMであれば、キャッシング枠を利用した借入を行なえる傾向がありました。

なお、ATMを利用する際は、借入時に所定の手数料が発生する点に注意しておきましょう。たとえば、コンビニのATMを利用して借入する場合、1万円以内の引き出しであれば110円(税込)、1万円以上の引き出しであれば220円(税込)の手数料が発生します。

クレジットカード会社の自社ATMであれば手数料が無料となることもあるため、手数料を抑えるなら手数料の有無を確認しておくとよいでしょう。

クレジットカードの引き落とし口座への振込

クレジットカードのキャッシングを使えば、口座への振込によって借入することも可能です。電話やインターネットから手続きできるため、ATMからの借入のように来店の手間は発生しません。基本的には、振込手数料も無料となる傾向があります。

振込による借入をする際に知っておきたいのは、振込による借入をする場合、入金先がカードの利用代金の引き落とし口座になるという点です。

実際に全国対応のクレジットカード5社を調査した範囲では、キャッシングで振込による借入をする場合、振込先の口座はカードの引き落とし口座に限定されていました。

口座の指定ができない場合、特定の口座に入金するには、一度引き落とし口座に入金したあとに希望の口座に送金するといった方法も検討してみてください。

クレジットカードで借入できる金額

クレジットカードで借入できる金額は、キャッシング枠の利用枠の範囲内です。たとえば、キャッシング枠の利用枠が15万円である場合、15万円を超える借入はできません。

また、キャッシング枠はショッピング枠の一部として設定されます。そのため、ショッピング枠の利用状況によって、キャッシングで借入できる金額が変わることがあります。

たとえば、20万円のショッピング枠ですでに15万円を利用している場合、借入できる金額はショッピング枠(全体の利用可能枠)から利用代金の15万円を差し引いた、5万円となります。

【ショッピング枠の利用状況とキャッシングで借入できる金額】
クレジットカードの利用限度額

ショッピングの利用状況によっては、借入できる金額が、設定されている利用枠よりも少なくなります。極端に言えば、ショッピング枠をすべて利用している場合、キャッシング枠があっても借入できる金額は0円となります。

そのため、キャッシングで借入できる金額を把握するなら、ショッピングの利用状況もあわせて確認しておくようにしましょう。

クレジットカードのキャッシングの返済方法

一般的にキャッシングの返済は、「キャッシング一回払い」または「リボ払い」のいずれかの方法で行ないます。それぞれの返済方法の特徴は以下の通りです。

【キャッシングの返済方法の特徴】
返済方法の種類 特徴
キャッシング一回払い 借入金と発生した利息を一括で返済する方法
リボ払い 借入金を発生した利息を毎月一定の金額で返済していく方法

借入すると、借入日の翌日から1日ごとに借入額と金利に応じて利息が発生します。

キャッシング一回払いは、借入した翌月の返済日に、一括で借入金とそれまでに発生した利息の合計額を支払う方法です。一括で借入金を返済するため、翌月の支払い負担が大きくなる一方、リボ払いをするよりも発生する利息が抑えられる点が特徴といえます。

一方、リボ払いは、毎月利息を含めた一定の金額を完済するまで支払っていく方法になります。毎月の返済負担は抑えられるものの、一回払いよりも支払う利息が多くなるのが特徴です。

どちらの返済方法にするのかは、利用者が自由に選べます。ただし、リボ払いは完済まで利息が発生し続けることにより、返済負担が多くなる恐れがあります。そのため、基本的には利息の負担が少なくて済むキャッシング一回払いを利用するようにするよいでしょう。

リボ払いをするときの返済シミュレーション

リボ払いは、一回払いに比べて発生する利息の負担が大きくなるため、どの程度の利息が発生するのかを把握しておかないと、最終的に想定以上の金額の支払いを行なっていたという事態にもなりかねません。

そのため、リボ払いで返済する場合は、返済シミュレーションを行なって、利息を含めた毎月の返済額や、完済までにかかる総額を確認しておきましょう。

たとえば、金利15.0%で10万円を5回に分けて返済する場合の返済シミュレーションは以下の通りです。

【10万円を5回に分けて返済する場合の返済シミュレーション】
支払い回数 毎月の支払金額(元金の返済額+利息額) 支払い後の残高
1回目 21,068円(20,000円+1,068円) 80,000円
2回目 20,986円(20,000円+986円) 60,000円
3回目 20,764円(20,000円+764円) 40,000円
4回目 20,509円(20,000円+509円) 20,000円
5回目 20,246円(20,000円+246円) 0円

※ 元金とは、実際に借入金の支払いに充てられる金額のことです。
※ 返済シミュレーションの結果は目安であり実際の金額とは異なる場合があります。

カード会社のなかには、リボ払いの手数料や月々の支払い金額を算出できる返済シミュレーションを用意しているところがあります。

カード会社に返済シミュレーションがない場合は、日本クレジットカード協会の「リボ払いシミュレーション 」を活用することも検討してみてください。

クレジットカードでキャッシングするときの注意点

クレジットカードでキャッシングするときには、以下のような点に注意しましょう。

【クレジットカードでキャッシングするときに注意することの例】

※それぞれのリンクをクリックすると詳細な説明に移動できます。

クレジットカードのキャッシングでは、金利に応じて利息が発生します。発生する利息の目安を把握しておくためにも、事前に適用される金利を確認しておくようにしましょう。

また、カードの支払いが遅れると、追加の利息が発生したり、カードの利用が停止されたりするため、支払いが遅れないように毎月の返済日や返済額は忘れないようにしてください。

適用される金利を事前に確認しておく

クレジットカードでキャッシングする際には、利用時に適用される金利を確認しておきましょう。適用される金利がわかっていないと、毎月どのくらいの利息が発生し、完済までにいくら支払う必要があるのか把握できないためです。

適用される金利は、利用するカードの会員ページ・カードが発行された際に同封されている書類などから確認できます。

なお、クレジットカードのキャッシングの金利は、「年〇%~年〇%」のように適用される金利の幅が公表されている傾向があり、キャッシング枠が設定される前だと、実際に適用される金利の数値がわからないことがあります。

そのため、適用される金利がわからない場合は、想定以上の金利が発生することのないよう、適用される可能性がある最も高い金利で利息を計算しておくのもひとつの方法です。

毎月の返済日・返済額を確認して支払いが遅れないようにする

クレジットカードの利用規約に記載がみられるように、支払いが遅れると、遅延損害金が発生したり、カードの利用が停止されたりします。遅延損害金とは、借入金の返済が期日より遅れたときに支払わなければならないお金のことです。

クレジットカードでキャッシングする場合は、毎月の返済日や返済額を確認して、支払いが遅れないようにしましょう。

キャッシングでの借入金の返済日は、ショッピングの利用代金の支払い日とは異なる場合もあります。支払い方法は口座引き落としとなる傾向があるため、返済額以上の金額を返済日までに用意しておくのを忘れないようにしておく必要があります。

ショッピング枠の現金化は会員規約で禁止されている

クレジットカードのショッピング枠を現金化することは、カードの会員規約で禁止されている行為です。

クレジットカードのショッピング枠の現金化とは、商品やサービスを後払いで購入するために設定されている利用枠を、換金目的で利用する行為のことをいいます。

たとえば、クレジットカードの現金化を行なう業者などが、ブランド店や家電量販店などで換金性の高い商品を利用者に購入させ、手数料を差し引いた金額で商品を買い取る、といった事例がショッピング枠の現金化に該当します。

クレジットカードの現金化を行なう会員規約に違反した場合は、利用停止や強制解約になる恐れもあります。また現金化を行なう業者を利用して個人情報やカード番号などを提供した場合、犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性も否めません。

そのため、クレジットカードのショッピング枠の現金化は絶対に行なわないようにしましょう。

PAGE TO TOP