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更新日 : 2022.08.30

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法人カード(ビジネスカード・コーポレートカード)について

法人カードとは、会社や個人事業主などの企業・法人に対して発行されるクレジット機能のついたカードのことです。備品の購入や接待の飲食費など、経費の支払いに法人カードを利用することで、経理業務の効率化などが期待できます。

法人カードは個人に対して発行されるカードとは異なる特徴を持っているので、そんな法人カードならではの特徴や注意点を紹介します。

ビジネスカード・コーポレートカードとは

「法人カード」と呼ばれるカードには、大きく分けて2種類のカードがあります。一つは「ビジネスカード」、もう一つは「コーポレートカード」です。

ビジネスカードとコーポレートカードに明確な定義はありませんが、一般的には、ビジネスカードは中小企業・個人事業主向け、コーポレートカードは大企業向けと分類される傾向があります。
中小企業と大企業のどちらに該当するかの判断基準には、従業員数やカードの利用者数が使われる場合が多いです。ただし、目安となる人数は「20人以上」「50人以上」など、カード会社によって異なるため一概には言えません。

また、ビジネスカードとコーポレートカードの両方を発行しているカード会社もあれば、どちらか片方だけを発行しているカード会社もあります。

法人カードの特徴

法人カードの特徴としては、次の3点が挙げられます。

【法人カードの特徴】

  • 従業員用の追加カードを発行できる
  • 法人口座からの引き落としが可能
  • ビジネス向けの特典や付帯サービスが利用できる

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

従業員用の追加カードを発行できる

法人カードは、従業員用に追加カードを発行することが可能です。発行できる枚数はカードによって異なりますが、数十枚単位で発行できる場合もあります。

また、カードによってはETCカードも複数枚発行することが可能です。

法人口座からの引き落としが可能

法人カードでは、引き落としに使う銀行口座として、法人名義の口座や屋号付きの口座を設定できます。

法人カードの引き落としに法人名義の口座や屋号付きの口座を利用すれば、個人の支出と事業の支出を口座ごと分けて管理することが可能です。

ビジネス向けの特典や付帯サービスが利用できる

法人カードは、ビジネスに利用できる特典や付帯サービスが付いていることも特徴です。

【法人カードの特典・付帯サービスの例】

  • 利用代金に対するポイント還元
  • 福利厚生代行サービス
  • 出張時の交通・宿泊手段の予約サポート
  • 海外旅行傷害保険

たとえば、多くの法人カードでは、利用代金に対してポイントが還元されます。貯まったポイントは、会社の備品購入などに充てられます。
また、従業員も利用できるスポーツクラブの優待などの福利厚生サービスが付いているカードもあります。

特典・付帯サービスの内容はカードによって異なるので、法人カードを選ぶときのポイントの一つとなるでしょう。

法人カードを利用する際の注意点

活用すれば経理業務の効率化なども期待できる法人カードですが、そのサービスの特徴や仕組みを踏まえて、注意すべき点もあります。

【法人カードを利用する際の注意点】

  • 個人向けカードと比べて機能が制限される場合がある
  • カードの運用・管理についてルールを策定するのが望ましい

それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。

個人向けカードと比べて機能が制限される場合がある

法人カードには、キャッシング機能が付いていない場合があります。また、リボ払いや分割払いなど、一括払い以外の支払い方法も利用できないカードが多いです。

キャッシング機能やリボ払い・分割払いが利用できる法人カードが必要な場合は、求める機能が付いているかどうかを必ず確認してください。

カードの運用・管理についてルールを策定するのが望ましい

法人カードを利用する際は、カードの運用・管理についてのルールを作っておいたほうが良いでしょう。その際検討しておくべき観点としては、次のようなものが挙げられます。

【法人カードの運用・管理について検討しておくべき観点の例】

  • 利用できる用途や購入できる商品
  • 利用者ごとの利用上限額
  • 利用内容の報告方法

たとえば、法人カードの利用用途や購入できる商品についてのルールを周知していないと、経費として精算できないものを法人カードで購入されてしまうおそれがあります。
また、複数の利用者が同時期に多額の利用をした場合、合計の支払い金額が想定以上に膨らんでしまう可能性があります。
さらに、利用内容の報告についてルールを定めていないと、法人カードを私的な目的で利用する人が出てくるかもしれません。

こうしたリスクを避けるためには、法人カードを適正かつ効率的に利用できるようなルールを策定し、カードの利用者全員に周知しておくことが大切です。

法人カードの申し込みから発行までの流れ

法人カードの申し込みから発行までの流れを紹介します。
なお、以下の流れは一般的なもので、カードによっては異なる流れで手続きが進む場合もあります。

【法人カードの申し込みから発行までの流れ】
1.申し込み
法人カードの申し込み手続きはインターネットや郵送で行なえます。
カードによっては、インターネット申込の場合も必要書類を郵送で提出する必要があります。詳細な手続き方法はカードによって異なるので、カード会社の公式サイトや電話窓口で確認しましょう。

2.審査
申し込み手続きが完了したら審査が行なわれます。
審査基準は公開されていないので不明ですが、法人代表者の情報や法人の登記情報などが参照される可能性があります。

3.カード発行
審査に通過したらカードが発行されます。発行されたカードは申込者のもとへ郵送で送られます。

4.受け取り
発行されたカードが、申込者の自宅と会社所在地のどちらに届くかはカードによって異なります。
どちらの住所に送られてくるかは事前に確認し、カードを確実に受け取れるように備えておくと良いでしょう。

法人カードの申し込みから発行までにかかる期間はカードによって異なりますが、2~3週間程度かかるものが多いです。

申し込みに必要な書類

法人カードの申し込みには、少なくとも以下の2点の書類が必要になる場合が多いです。

【法人カードの申し込みに必要な書類】

  • 法人の登記事項証明書
    現在事項全部証明書または履歴事項全部証明書などが必要です。発行日から6か月以内のものを用意しましょう。
  • 法人代表者の本人確認書類
    法人代表者本人の運転免許証やパスポートなどのコピーが必要です。

登記事項証明書を取得する場合、手続き方法によっては時間がかかる可能性があるので、必要に応じて早めに準備を始めることも検討したほうが良いでしょう。

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