検索ボリュームは、キーワード選定でよく使う数字です。ただ、数値を絶対のものとして扱うと、見当違いのキーワードを選びやすくなります。検索ボリュームの意味、調べ方、数値の限界と正しい使い方を順に見ていきます。
検索ボリュームとは
検索ボリュームとは、あるキーワードが検索エンジンで月間に検索される、おおよその回数のことです。
検索ボリュームの意味
1か月あたり、そのキーワードがどれだけ検索されているかの目安です。需要の大きさを測る指標として使われます。
何に使うのか
主にキーワード選定で、どのキーワードにどれだけ需要があるかの目安として使います。ただし、後で見るように、これは目安であって絶対値ではありません。
検索ボリュームの調べ方
検索ボリュームは、ツールを使って調べます。
Googleキーワードプランナーで調べる
代表的なのが、Google広告のキーワードプランナーです。キーワードプランナーが示すのは、月間検索ボリュームの見積もり(概算値)です。
参照:Google広告ヘルプ「キーワード プランナーを使う」 https://support.google.com/google-ads/answer/7337243?hl=ja
なお、広告をある程度出稿していないアカウントでは、検索ボリュームが「1000〜1万」のように幅をもった表示になることが知られています。具体的な数値を確認するには、実際に広告を出稿する必要があります。
そのほかのツールで調べる
ラッコキーワードやUbersuggestなど、ほかのツールでも検索ボリュームの目安を調べられます。ツールによって取得元や推定方法が異なります。
数値を絶対視すると外す
検索ボリュームでつまずきやすいのが、数値を絶対のものとして扱うことです。順を追うと、なぜ外すのかが分かります。検索ボリュームは、多くのツールで推定の概算値です。キーワードプランナーも、広告を出稿していなければ幅のある表示になります。この数値を正確な実数だと思い込むと、わずかな差を過大に評価してしまいます。さらに、ボリュームの数字だけを見て選ぶと、検索意図のばらつきを見落とし、需要があるように見えても成果につながらないキーワードを選んでしまいます。
数値は概算で、正確な実数ではない
キーワードプランナーの数値は、広告を出稿していなければ幅のある目安です。ほかのツールも推定値です。正確な実数ではないことを前提に見ます。
大きくても検索意図がばらけて成果につながらないことがある
検索ボリュームが大きくても、その中の検索意図がさまざまだと、一つの記事では応えきれません。ボリュームの大小だけで、良いキーワードかは決まりません。
ツールごとの差・変動・死角
検索ボリュームには、もう一つ知っておきたい性質があります。ツールによる差と、数値に表れない需要です。
ツールごとに数値が違い、季節やトレンドで変動する
同じキーワードでも、ツールによって数値が違います。取得元や推定方法が異なるためです。また、季節やトレンドで検索数は変わります。一つの数値を固定的に捉えないようにします。
ゼロ表示でも需要があるキーワードがある
新しく生まれた言葉、指名キーワード、ニッチなキーワードは、ツールに検索ボリュームが出ないことがあります。数字がゼロや極小でも、実際には需要がある場合があります。
自社サイトの実需要を見る
ツールの推定値とは別に、自社サイトの実データで需要を確かめる方法があります。
kunugi GSC Controllerで実際の表示回数・クリックを見る
kunugi GSC Controller(Chrome拡張機能)を使うと、Search Consoleの検索パフォーマンスを効率よく確認できます。自社サイトが実際にどのキーワードでどれだけ表示・クリックされているかを見れば、ツールの推定値とは別に、実際の需要を確かめられます。たとえば、表示回数は多いのにクリックが少ないキーワードは、見出しや内容を見直すことで伸ばせる候補です。推定ボリュームだけで判断せず、自社の実データと合わせて見ます。
ボリュームの大小だけで判断せず成果につなげた例
検索ボリュームは、需要の目安です。絶対値でも、成果の保証でもありません。検索意図や競合、自社が勝てるかと合わせて使います。
検索ボリュームが大きくないニッチなキーワードでの検索に、既存のページが当たっていることに気づき、そのページを検索意図に合わせて改修したところ、集客の強化につながった事例があります。ボリュームの大小だけを見ていたら、見落としていたかもしれません。
検索ボリュームは、需要を測る便利な目安ですが、概算であり、それだけで良いキーワードは決まりません。数値の限界を知ったうえで、検索意図や実際の需要と合わせて使うことが大切です。
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